生活保護システムを操作し過大支給となった保護費の清算情報を消除、減給2か月の懲戒処分に


大阪府富田林市は5月20日、職員の懲戒処分について発表した。

これは令和2(2020)年度に、生活支援課に所属していた職員が担当する生活保護受給世帯に対し、生活保護費の扶助額算定に必要な就労収入申告書の提出があった際に正当な処理を行わず、さらにシステムを作為的に操作し、過大支給となった保護費の清算情報を消除する不適切な処理を行ったことに対し処分を行ったというもの。

・処分概要
 所属:行政管理課(令和2(2020)年度は生活支援課に所属)
 階級:係長・男性
 年齢:38歳
 処分:減給(10分の1) 2か月

同市によると、過大支給額は合計246,882円となり、生活保護法に基づき受給世帯へ返還を求めていくことを検討しているという。

同市では再発防止策として、生活保護システムにおける決裁処理の際に使用するID及びパスワードの管理を厳格化したとのこと。


出典:生活保護システムを操作し過大支給となった保護費の清算情報を消除、減給2か月の懲戒処分に