先般、今年4月に発生いたしました当社システムへのランサムウェア攻撃につきまして、お客様ならびに関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、重ねて深くお詫び申し上げます。
第一報でお知らせいたしました通り、専門業者によるウイルスの駆除、システムの復旧に加え、詳細な調査を進めてまいりましたが、この度、その調査結果をご報告させていただきます。
1.専門業者による詳細調査結果のご報告
この度、専門業者によるサーバー攻撃に関する詳細調査が完了いたしました。
調査の結果、一部のサーバーにおいて不正アクセスを受け、データが暗号化されていたことが改めて確認されました。
また、今回特定された侵入経路や攻撃手法についても、専門的な分析が完了しております。
2.情報漏洩の可能性について
今回の調査において、一部の取引先情報が外部に流出した可能性があることが判明いたしました。
現時点では、本件に起因する不正利用や、流出した可能性のある情報が悪用されたといった二次被害の報告は確認されておりません。
詳細な情報(流出した可能性のある情報の内容及び範囲等)につきましては、対象となる取引先の皆様に対し、2025年10月31日までに、別途、個別に詳細をご連絡させていただきます。恐れ入りますが、個別のご連絡をご確認いただけますようお願い申し上げます。
なお、本件について、関係省庁への報告を順次行っております。
3.システム復旧と再発防止策の強化
今回の攻撃により影響を受けたシステムは、専門業者の協力のもと、既に安全な状態での復旧が完了し、安定稼働しております。
また、今回の調査結果を踏まえ、再発防止策をより一層強化いたしました。具体的には以下の対策を実施しております。
* システム全体のセキュリティパッチ適用と脆弱性診断の定期的実施
* VPN接続時の多要素認証設定追加とアクセス制御の厳格化
* EDR導入の推進
* 従業員への情報セキュリティ教育の徹底と緊急時対応訓練の実施
当社は、今回の事態を厳粛に受け止め、お客様ならびに関係者の皆様の信頼回復に全力を尽くすとともに、今後もセキュリティ対策への投資を継続し、より強固な情報セキュリティ体制を構築してまいります。
4.本件に関するお問い合わせ先
本件に関しましてご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。
アサヒ通信株式会社 管理部 OAシステム課
お客様ならびに関係者の皆様には、重ねてご心配とご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
リリース文(アーカイブ)