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【セキュリティ事件簿#2025-431】紀和病院 個人情報が保存されていた端末への不正アクセスに関する ご報告とお詫び 2025/10/27

 

このたび、当院に勤務する非常勤医師が使用していた自宅のパソコンが、不正アクセス(いわゆる「サポート詐欺」)の被害を受ける事案が発生いたしました。

当該端末には、当院患者さま数千件分の一部情報(氏名、生年月日、性別、住所、診療情報)が保存されておりました。

直ちに専門業者へ調査を依頼し、端末のアクセス履歴および情報流出の有無について詳細な解析を行った結果、個人情報が外部に流出した事実は確認されませんでした。

ただし、端末が一時的に遠隔操作を受けていたことから、念のため対象となる患者さまへは個別に文書でご報告を行っております。

患者さまをはじめ、関係する皆さまに多大なるご心配をおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。

■発生の経緯

令和7年8月29日、該当医師がウェブサイトを閲覧中に偽の警告画面が表示され、記載されていた電話番号に連絡した結果、遠隔操作による不正アクセスを受けました。

当院では発生直後から専門業者による調査を実施し、情報流出の有無を詳細に確認いたしました。

■調査結果

専門業者の解析により、2件のファイルにアクセスされた形跡はありましたが、いずれも個人情報を含むものではありませんでした。

また、その他のファイルについても個人情報の閲覧・持ち出しの痕跡は確認されておりません。

現時点で、個人情報が外部に漏洩した事実は確認されておりません。

■再発防止策

当院では今回の事案を厳粛に受け止め、以下の対策を実施いたします。

個人情報を扱う端末の管理体制および情報持ち出しルールの見直し

職員に対する情報セキュリティ教育の強化

リリース文アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2025-427】T&D リース株式会社 当社元従業員によるお客様情報の不正持ち出しに関するご報告とお詫び 2025/9/18

 

T&D リース株式会社(代表取締役社長 根釜 健、以下「当社」)は、当社の元従業員が、離任に際し、当社のお客様情報を電磁的方法で不正に持ち出した事実が判明しましたのでご報告いたします。

お客様をはじめとする関係者の皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。

本日時点で確認が出来ている事実関係は次のとおりとなります。

1.情報持ち出し事案について

(1)概要

当社の元従業員が、離任日の 8 月 8 日、当社が貸与していた PC(会社 PC)を使用して、当社のサーバー内から大量の情報(下記のお客様情報、個人情報を含む)を電磁的方法で不正に持ち出しました。

 8 月 12 日(翌営業日)、当社システム担当者が、元従業員が使用していた会社 PC の点検作業を行う中で、会社 PC 内の記録より、情報の持ち出し(ファイル送信)が発覚したものです。

(2)持ち出されたお客様情報(個人データ等)の内容

 下記のお客様情報を含むファイル。

 但し、当該ファイルにはパスワードが付されておりました。

  • お客様の基本情報(氏名、住所、生年月日、電話番号等)
    ・・・2,000 件強(件数等詳細は確認中)

  • お客様との契約に関する情報(契約者名、住所、契約日、満了日、期間、契約額、取得価額、取引形態、物件総称、月額リース料、支払回数、債権残高、当社設定の取引先信用ランク等)
     ・・・18 万 4,000 件強(件数等詳細は確認中)

2.二次被害のおそれについて

 持ち出されたファイルには全てパスワードが付されておりました。

また、元従業員より、持ち出した情報を直ちに返却、消去、廃棄し、当該情報をいかなる目的にも利用しない旨の誓約書を、8 月 29 日付で受領しております。

当社は、本日時点において、お客様等社外から被害に関するご連絡等も受けておらず、本件持ち出しによる二次被害およびそのおそれは確認されておりません。しかしながら、ご住所及びお電話番号が契約に関する情報とともに持ち出されましたので、お客様におかれましては、当社を騙って契約情報にも言及する不審な電話・郵送物・電子メールがなされた場合には、応答にあたりご注意いただきますようお願いいたします。

3.当社対応について

元従業員に対しては、厳正に対処するとともに、二次被害防止の徹底を図るため、本件持ち出した情報の完全な削除、返却を求め、確認を進めて参ります。

速やかに全容解明を図り、再発防止策を策定・実施することで、お客様からの信頼回復に努めて参ります。

【セキュリティ事件簿#2025-419】カラスによる無料のペネトレーションテスト(ガベージコレクション)で稲沢市民病院の個人情報お漏らしが明るみに!

 

2025年10月、愛知県稲沢市民病院で患者の個人情報が記載された書類がカラスに持ち去られ、周囲に散乱していたことが報じられた。

まるで自然界が実施した「無料のペネトレーションテスト」──しかも、ゴミ処理場ならぬ“ガベージコレクション”によって発覚したという、なんとも皮肉な事件である。


🗞 ゴミ置き場から空へ──“自然界のセキュリティ監査”

報道によると、問題が発覚したのは病院敷地内のゴミ集積所
廃棄予定だった書類がシュレッダー処理されずにそのまま置かれていたところ、カラスが巣材と勘違いして持ち去り、空から“情報漏えい”を撒き散らす形になった。

もはやIT的な「ガベージコレクション(不要データの自動回収)」ではなく、リアルなカラスによる物理的ガベコレである。

この一件、もはや笑うしかない──が、同時に笑えない。


🧩 「システムの脆弱性」ではなく「人の脆弱性」

近年、個人情報漏えいというと「サイバー攻撃」や「マルウェア感染」を想起しがちだ。
しかし今回の稲沢市民病院のケースは、最も古典的で、最も根深いヒューマンエラーによるもの。

言い換えれば、「人間が最後の脆弱性(the last vulnerability)」であることを見事に証明した事件でもある。

情報セキュリティの世界では、システムパッチよりも人への教育が難しいとよく言われる。
その難しさを、カラスが代わりに可視化してくれた──皮肉な“自然監査”だ。


🏥 「公表なし」の沈黙が招く二次被害

さらに問題なのは、病院側が公式リリースを出していない点である。

市民の税金で運営される公立病院として、「説明責任の軽視」は看過できない。

発生した事実を正直に公表し、再発防止策を明確にすることこそ、信頼回復の第一歩であるはずだ。

“隠す”ことがリスクを軽減する時代は終わった。

透明性こそが、最も有効なセキュリティ対策である。


🪶 まとめ:自然界の方が、よほど正直だった

結果的に、カラスは「廃棄ミス」という“ゴミ”を見逃さず、病院よりも早く異常を検知してくれたわけだ。

まさに自然界による無料のペネトレーションテスト

人間の怠慢をカラスが暴く──そんな現代的寓話が、情報管理の教訓として語り継がれていくことを願う。

出典:患者の個人情報、ごみ集積場へ カラスが荒らしてむき出しに…稲沢市民病院の医師アーカイブ

【セキュリティ事件簿#2025-399】ヤマト運輸株式会社 元従業員による情報の不正持ち出しに関するご報告とお詫び 2025/10/14

 

ヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:阿波 誠一、以下:ヤマト運輸)は、姫路主管支店に在籍していた当社の元従業員が、兵庫県姫路市・加古川市・高砂市・宍粟市などにおける一部の取引先企業に関する情報の一部(以下:本情報)を不正に持ち出し、第三者(以下:流出先)に流出させていたことを確認いたしました。お客さまおよび関係する皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。

なお、現時点で確認されている流出先は2社のみであり、うち1社による営業活動において本情報が利用されたことが1件判明していることを除き、不正利用は確認されておりません。流出先の2社に対しては、本情報の破棄を要求し、すでに破棄したとの回答を得ておりますが、今後も必要な検証を求めてまいります。

■不正に持ち出された情報(本情報)

件数
兵庫県姫路市・加古川市・高砂市・宍粟市などにおける一部の取引先企業に関わる情報
顧客コード、会社名、住所、発送個数および方面別・サイズ別比率、当社からの請求金額など

26,790件
(企業数:11,356社)

 うち、個人情報に関わる情報
 ・請求書の宛名に含まれる氏名

750件
(企業数:561社)

 ・ヤマト運輸 姫路主管支店の従業員、元従業員の氏名

324件

※お荷物のお届け先さまに関する情報、ヤマトビジネスメンバーズのログインID・パスワード、メールアドレス、口座情報は含まれておりません。

■対象の皆さまへのご報告とお願い

本情報が不正に持ち出されたことが判明した取引先企業には、順次個別にご連絡させていただいております。なお、個別のご連絡が難しい場合は、本発表をもってご報告とさせていただきます。

また、本件に関するお問い合わせ窓口を設置しております。万が一、不審な電話や訪問を受けた際には、当社までご連絡をお願いいたします。

【本件に関するお問い合わせ窓口】

MAIL:scmail@kuronekoyamato.co.jp

■本件発覚の経緯と対応

当社に対して、当社の取引先企業から、流出先の1社から不審な営業活動を受けたとのご連絡をいただき、当社にて調査した結果、2025年9月16日(火)に、元従業員による本情報の不正持ち出しと、当該流出先2社への流出が判明いたしました。流出先の2社に対しては、本情報の破棄を要求し、すでに破棄したとの回答を得ておりますが、今後も必要な検証を求めてまいります。また、速やかに関係当局に報告を行ったほか、警察にも相談しており、元従業員と流出先2社に対する刑事告訴などを検討しております。なお、これまでの調査からは、本件と同様の情報の不正な持ち出しは他に確認されておりません。今後、新たに開示すべき事実が判明した場合には、速やかに公表いたします。

■再発防止策

当社は、これまでも情報の厳格な取り扱い・管理の徹底に努めてまいりましたが、今回の事態を重く受け止め、本件を全社で共有するとともに、より一層の管理体制の強化と全社員を対象とした情報セキュリティ教育の再実施により再発防止に努めてまいります。また、不正な情報の持ち出し・使用には就業規則・関係法令にのっとり厳正に対処してまいります。

お客さまおよび関係する皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、重ねて深くお詫び申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-365】就労移行支援事業所CONNECT 個人情報の取り扱いに関するお知らせ 2025/8/20

 

このたび、当事業所のご利用者の個人情報が漏えいする事案が発生致しました。ご利用者ならびに関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたこと、心より深くお詫び申し上げます。

該当者には、SMS・メール・郵送にて個別に通知しておりますが、一部の方は宛先不明などの理由でご連絡できておりません。以下の詳細をご確認いただき、心当たりのある方は、大変お手数ではございますが、専用窓口までご連絡いただきますようお願い申し上げます。

今後はこのような事態を二度と起こさぬよう、情報管理体制の強化と社員教育の徹底に取り組んで参ります。

甚だ略儀ながら、書中をもちましてお詫びかたがたご報告申し上げます。

情報漏えいの可能性のある方

2022年12月6日から2025年2月17日までに、就労移行支援事業所CONNECTの各事業所で体験利用された方に情報漏えいの可能性があります。

漏えいの経緯

2025年6月19日(木)、弊社従業員が当事業所を体験利用中のA氏に対し、誤って他の利用者や利用検討者の個人情報が記載されたエクセルファイルをメールにて送信しました。6月20日(金)、A氏より当事業所にご連絡をいただいたことで発覚しました。

漏えいの内容

氏名、生年月日、障がい名、手帳の有無、障がいの症状、かかりつけ病院名、主治医、受給者証の有無等の福祉サービスの支給情報などの要配慮事項を含みます。

二次被害の可能性

6月20日(金)、A氏よりご連絡をいただき、同日弊社マネージャーよりDMおよび電話にて謝罪をしました。この時点で、ファイルの削除や情報を悪用しないことに同意いただいています。

また、7月4日(水)、責任者より、オンライン面談にて改めて本件に関する謝罪とファイルの削除および情報の取り扱いに関する合意書の締結に同意いただきました。また同日、弊社従業員確認のもと、ファイル(メール)を削除していただきました。7月14日(月)、合意書に署名していただきました。

大変なご迷惑をおかけしたA氏ですが、真摯にご対応いただき、二次被害のリスクは最小限に留めることができていると考えています。また、現時点で、二次被害の報告はございません。

被害を受けた方へのご対応

今回、情報漏えいの被害を受けた方に、解決金(損害賠償金)1万円をお支払いさせていただきます。お支払い方法は、銀行振込とさせていただきます。銀行振込以外のお支払いは出来かねますので、ご了承ください。

再発防止対策

今回の事実を重く受け止め、全従業員に対して本件に関する説明ならびに個人情報取り扱いに関する意識強化を実施しています。また、個人情報保護強化対策委員会を設置し、二度とこのような過失がないよう、再発防止策を徹底します。具体的には以下のような対策を進めます。

①機密ファイルを送信する際は、ダブルチェックや承認フローなどの義務化

②従業員への個人情報取り扱いに対するリテラシーの強化(研修の実施)

③従業員のクラウドサービス等に対するリテラシーの強化(研修の実施)

④クラウド等でのファイルやデータの管理体制の強化

⑤事業所内での紙媒体の資料の取扱いに関するルールの強化

⑥PCやタブレット等のICT機器の取扱いに関するルールの強化

⑦個人情報の取扱いに対するヒヤリハット案件を調査し、対策を講じる

個人情報保護委員会への報告

6月24日(火)に、個人情報保護委員会へ速報報告、7月18日(金)には、漏えい状況を対象者へ通知する手段について確報(続報)報告を行っています。今後は、法令に基づいた通知義務を全て終えた時点で、最終的な確報を行う予定です。今後も法令に基づき、本件に誠実に対応を進める所存です。

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【セキュリティ事件簿#2025-358】職場PCを出会いの武器に?教育委員会職員がアプリで個人情報を世界に配信

 

鳥取県教育委員会の男性職員が、なんともお粗末な“情報漏洩事件”を引き起こしました。
そのきっかけは――まさかのマッチングアプリ

この職員は今年1月、自己PR欄を飾るために「仕事を頑張っている自分」をアピールしようと、職場のパソコン画面が映り込んだ写真を掲載しました。ところがその画面には、県教委の奨学金を受けていた18人分の名前と返済状況、さらには連帯保証人1人の名前までもがしっかり表示されていたのです。

つまり、アプリに登録していたユーザーなら誰でも、奨学金利用者の個人情報を閲覧できる状態になっていました。
出会いを探したつもりが、情報をばらまく結果になったわけです。

事件が発覚したのは今月8日。アプリを利用していた県内の女性が画面を見て「これ大丈夫?」と指摘したことで判明しました。掲載写真はその日のうちにアプリ運営会社によって削除され、幸いなことに現時点では二次被害は確認されていません。

しかし、すでに情報が流出してしまった事実は消えません。県教委は対象となった19人に対して謝罪を進めており、「再発防止に向けて研修を行う」とコメントしています。


事件簿的まとめ

  • 加害者:県教育委員会の男性職員

  • 動機(?):マッチングアプリで「仕事できる自分」をアピールしたかった

  • やらかし内容:奨学金利用者18人+連帯保証人1人の個人情報を堂々と世界公開

  • 発覚の経緯:アプリ利用者の女性が気づいて指摘

  • その後:写真は削除済み、対象者へ謝罪、県教委は「再発防止策を講じる」とコメント


個人情報保護が声高に叫ばれるこの時代に、職場PCを「出会いの小道具」にしてしまうとは…。
情報管理意識の低さもさることながら、動機が“マッチングアプリ映え”という点で、前代未聞の恥ずかしい事件と言えるでしょう。

出典:鳥取 県教委職員 マッチングアプリ画面で個人情報漏えいアーカイブ

【セキュリティ事件簿#2025-345】公益財団法人堺市文化振興財団 堺市文化振興財団元職員による個人データの漏えい事案の発生について 2025/9/8

 

公益財団法人堺市文化振興財団(以下、財団)の元職員で、財団が舞台管理運営業務を委託している「さかいステージサービス」の従業員(以下、元職員)が、財団の管理する「sacay(サカイ)メイト※」会員等の個人情報を含む電子データ(以下、データ)を窃取し、個人情報の一部を外部に流出させる事案が発生しました。なお、既に元職員からデータを回収しており、個人情報の漏えいによる二次被害は現在のところ確認されておりません。

関係者の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことに対し深くお詫び申し上げるとともに、再発防止に向け、より一層、個人情報の適正管理を徹底します。

1 窃取された個人データ

①「sacay メイト」会員情報(令和 2 年 3 月 2 日時点)

氏名・住所・生年月日・性別・電話番号・メールアドレス 37,164 名分(延べ人数)

②財団職員情報(退職者を含む)

氏名・住所・生年月日 82 名分

③堺市職員情報(退職者を含む)

氏名・電話番号 59 名分

④堺市議会議員情報(元議員を含む)

住所・電話番号・ファックス番号・メールアドレス 48 名分

2 外部に流出された個人データ

①、②及び職員名簿を利用

財団職員情報(退職者を含む) 92 名分

①、③及び市の職員名簿を利用

堺市職員情報(退職者を含む) 63 名分

④を利用

堺市議会議員情報(元議員を含む) 48 名分

3 事案の経過

令和 4 年 3 月、X(旧 Twitter)及び Gmail を通じて、財団及び財団職員に対する誹謗中傷の投稿が始まる。投稿には財団及び堺市職員、堺市議会議員の個人情報が含まれており、財団が保有していた「sacayメイト」会員情報を窃取したこと、その個人情報の売却や公開を示唆するものもあった。投稿者の特定について財団が調査を進めていく中で、元職員が本件に関与している可能性が浮上し、証拠収集を継続してきた。

令和7年6月、元職員へ財団が任意の事情聴取を実施したところ、投稿行為を認め、データを窃取し保持していたことが判明した。

元職員は、財団による事情聴取の中で、財団在職中の令和 2 年 3 月に、財団の情報システム(以下「システム」)から①を窃取したことを供述した。 また、財団を退職後の令和 2 年 4 月頃から令和 4 年 4 月頃にかけて、財団が「さかいステージサービス」に貸与していた端末からシステムに不正ログインし、②から④のデータを窃取したことも供述した。

さらに、窃取したデータと職員名簿をもとに財団及び堺市職員の個人情報を投稿し、外部へ流出させたことを供述しており、同様に堺市議会議員の個人情報も外部へ流出させたとしている。

なお、窃取したデータ全体については第三者への提供を否認している。財団として、元職員からデータを回収し、元職員が投稿に使用していた X(旧 Twitter)と Gmail のアカウント及び投稿を削除させ、その確認をしている。

4 原因

・データが窃取された時点において、個人データにパスワードを設定していなかったため閲覧が可能であった。かつ、外部記録媒体の使用に関する制限が十分に講じられておらず、情報の持ち出しが可能な環境であった。

5 再発防止に向けた対応

【技術的対策】

  • 個人データへのアクセス制限を強化し、データにパスワードを設定。
  • クライアント運用管理ソフトウェアを導入し、アクセスログの管理・監視、外部記録媒体の使用を制限。
  • システムの管理者権限パスワードを変更。

【人的対策】

  • セキュリティリテラシーとコンプライアンスの徹底を図るための職員研修を実施。

6 今後の対応

  • 令和 2 年 3 月 2 日以前に「sacay メイト」へ会員登録され、個人データが漏洩した方を対象に、お知らせを行う。
  • 「sacay メイト」会員専用の相談窓口を設置する。
  • 個人データが漏洩した財団及び堺市職員、堺市議会議員にお知らせを行う。
※sacay メイト
財団の会員組織(会費:無料)であり、会員登録を行うとホームページから財団が主催する公演のチケットの購入・先行予約等が可能。

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【セキュリティ事件簿#2025-306】株式会社リクルート 当社元従業員による情報の持ち出しに関するご報告とお詫び 2025/8/1

 

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:牛田 圭一、以下リクルート)は、2024年3月末に退職した元従業員が、当社旅行事業における顧客のご担当者様および当社従業員の個人情報を含む社内資料を、在職中に社外へ持ち出していた事実を確認いたしました。関係する皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。

以下に、本件の情報漏えいの概要と当社の対応について、ご報告いたします。

事案の概要

2024年3月末に退職した旅行事業の営業担当として在籍していた元従業員が、当社就業規則などに違反し、退職直前の2024年3月に社内資料を社外へ持ち出していた(以下、本件持ち出し)ことが確認されました。2025年4月に当社に対して情報提供があり、2025年6月に社内調査を実施した結果、判明いたしました。

【持ち出された個人情報の内容について】

持ち出された社内資料には、以下の個人情報が含まれておりました。

● 当社顧客である宿泊施設(255施設)のご担当者様に関する情報(481名分) 

・お名前、メールアドレス、電話番号、勤務先、役職、所属部署など、名刺記載情報

・当社の営業活動を通じてお伺いしたその他の個人情報(※)

※該当する個人情報の内容はご担当者様ごとに異なります。対象となる宿泊施設のご担当者様へは、原則として当社から個別にご連絡を差し上げておりますが、万が一、ご退職などにより当社からの連絡が届いていないご担当者様につきましては、本件に関するお問い合わせ窓口を設置し、対応させていただきます。

● 上記宿泊施設を担当する当社従業員の氏名および所属(55名分)

当社の対応

元従業員に対しては、厳正に対処するとともに、本件持ち出しの対象ファイルの削除を要請し、すでに削除済みであることを確認しております。

あわせて、対象となる宿泊施設およびご担当者様には、個別にご報告とお詫びを進めております。一方で、ご退職などにより個別のご連絡が難しいご担当者様につきましては、本発表をもってお知らせすると同時に、本件に関するお問い合わせ窓口を設置し、対応させていただきます。

また、2025年8月1日時点において、上記以外の本件持ち出しに起因する個人情報の漏えいは確認されておらず、退職後の元従業員による社外での営業活動において、本情報が使用されたという情報提供が1件寄せられたことを除き、本件持ち出しによる二次被害およびそのおそれは確認されておりません。

再発防止策

今回の事案を受け、退職や異動に伴う社内での業務情報の取り扱いプロセスを見直し、今後は社内システムに集約し、一元的に閲覧・管理できる運用体制を整備いたします。

あわせて、従業員への情報取り扱いに関する教育・啓発を継続的に実施するほか、情報持ち出しにおけるモニタリング体制の強化にも取り組んでまいります。

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【セキュリティ事件簿#2025-294】長崎国際観光コンベンション協会が収集・管理する個人情報の漏えいについて 2025/7/18

 

一般社団法人長崎国際観光コンベンション協会 (長崎市出島町 会長 村木 昭一郎) では、このたび、長崎市からの受託事業である「ながさき平和・歴史ガイド管理運営業務」において、当協会が収集・管理する個人情報の漏えいが生じましたので、ご報告させていただきます。

当該業務委託における登録ガイドに対し、集合時間等の最終確認メールを送信する際、誤って当協会が収集・管理する個人情報を漏えいさせるという事案が発生いたしました。

当該データについては、送付した登録ガイドに対面で削除したことを確認しております。なお、現時点で個人情報漏えいによる二次被害は確認されておりません。

今回の事案により、関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。今後、このようなことが起こらないよう、個人情報の取り扱いの徹底と、事務の見直しに取り組み、再発防止に努めてまいります。

1 事案発生日時 令和6年12月9日(月) 9時9分

2 漏えい発覚までの経緯

・令和6年12月9日(月)9時9分、長崎国際観光コンベンション協会の職員Aが登録ガイド10人に対し、登録ガイド等の個人情報(166人分)を含むガイド配置表をメールにて誤送信。

・同日9時52分、メールを受信した登録ガイドの1名から、メールの内容の誤りに加え、当協会内部で使用するエクセルシート(当協会が収集・管理する個人情報を含む)が添付されているとの指摘あり。

・同日10時8分、職員Aはメールの内容の訂正について、改めて登録ガイド10名あてメールを送信。誤送信について上司への報告なし。

・令和7年6月23日、職員Bが過去のメールを確認していたところ、誤送信したメールを発見し、当協会において漏えい事案を認識した。

3 漏えいした個人情報

・対象者数:166人

・個人情報の内容:登録ガイドの氏名、住所、固定電話番号、携帯電話番号、FAX番号、メールアドレス、生年月日、年齢、要配慮個人情報

4 漏えい発覚後の対応

・メールの誤送信先である10人に対してお詫び文書を発送するとともに、対面にて謝罪と説明のうえ、誤送信したメールの削除を確認し、確認書を受け取った。

・個人情報を漏えいした166人のうち、本人の意向により不要となった2人を除く164人に対してお詫び文書を発送した。

・そのうえで、個人情報を漏えいした166人のうち、転居2人を除く164人に対して電話もしくは対面にて、謝罪と説明を実施した。

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【セキュリティ事件簿#2025-293】大阪市 IR推進局における個人情報の漏えいについて 2025/7/11

 

IR推進局において、大阪府のホームページで公表していたIRに関する資料に、個人情報を誤って掲載し、一定期間閲覧できる状態になっており、個人情報が漏えいしたことが判明しました。

このような事態を招いたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

1 概要と事実経過

令和7年7月9日(水曜日)に、府民お問合せセンターを通じ、府民の方から、大阪府のIR推進局のホームページに掲載されている資料上で、自身を含む複数名の個人情報が閲覧できる状態になっているとの連絡がありました。連絡を受けて、当該ホームページに掲載している資料を確認したところ、ファイルに一定の操作を行うと個人情報の閲覧ができる状態にあったことから、速やかに当該資料から個人情報を削除しました。

2 漏えいした個人情報等

令和4年1月から2月にかけて当局が開催もしくは開催予定であった「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画」(案)に係る説明会に参加を申し込まれた方のうち37名の次の個人情報

メールアドレス、参加を希望する回次、氏名、会社名(37名のうち記載のあった21名分)、住所、電話番号、申込到達日時、パソコン又はスマートフォンの利用種別

3 判明後の対応

令和7年7月9日(水曜日)から11日(金曜日)までにかけて、個人情報が掲載されていた方に対し、経過説明及び謝罪の連絡を行いました。

4 発生の原因

当該ホームページに掲載する資料の確認を十分に行わず、ファイルに一定の操作を行うと個人情報が閲覧できることに気が付かないまま、掲載手続きを進めたことが原因です。

5 再発防止策

ホームページに資料を掲載する際は、ファイルに個人情報が含まれていないか複数の職員で確認することを改めて徹底します。

また、所属内の職員に対し、本事案を周知するとともに、改めて個人情報の取扱いについて注意喚起を行います。

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【セキュリティ事件簿#2025-290】堺市 市立中学校における個人情報漏えい事案の発生について 2025/7/4

 

堺市立中学校 1 校で、デジタル採点支援システム※(以下、システム)で採点した試験の解答用紙データを誤って別生徒に送信し、26 名の個人情報を漏えいする事案が発生しました。

生徒や保護者をはじめとする関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことに対し深くお詫び申し上げます。

今後、同様の事案が発生することのないよう、再発防止を徹底します。

※紙の解答用紙をスキャナでデータ化してシステム上で採点し、生徒に採点後の解答用紙データを返却するシステム。令和 6 年 9 月から全堺市立中学校で運用している。

1 漏えいした個人情報等

生徒 26 名の 1 学期期末試験の解答用紙データ、試験結果の点数

2 事案の経過

6 月 25 日(水)、中学 3 年生の 1 クラスで理科教科の 1 学期期末試験を実施し、試験監督の教員が解答用紙を理科教科担当の教員(以下、担当教員)に引き渡しました。担当教員は、スキャナを使ってデータに変換し、変換した解答用紙データをシステムで生徒情報と連携して、採点を行いました。

7 月 1 日(火)の理科授業において、担当教員がシステムを使用し、当該クラスの生徒に採点後の解答用紙データを送信したところ、複数の生徒から自分の解答用紙データではないという訴えがあったため、担当教員は、その場でクラスの生徒全員に画面を閉じるよう指示し、パソコンを使用せずに授業を行いました。授業終了後、システムを確認したところ、同じクラスの生徒 26 名に別の生徒の解答用紙データを誤って送信し、受信した生徒全員が解答用紙データを閲覧したことが判明しました。

7 月 1 日(火)から 3 日(木)にかけて、学校がデータを誤送信した生徒及び保護者に対し、本事案の概要説明及び謝罪等を行いました。

3 原因

本来、システムを使用する際は、確認作業のチェックリストを使用して、解答用紙が出席番号順に並んでいることをスキャン前に確認する運用になっていましたが、担当教員はその確認をしていませんでした。また、システムで解答用紙データと生徒情報を連携させる際は複数人の教員で確認することになっていましたが、その運用を十分に認識せず確認を怠ったため、出席番号順に並んでいないことに気づかず解答用紙データが誤送信されました。

4 今後の対応

個人情報漏えいの再発防止に向けて、解答用紙をスキャンする際に確認作業のチェックリストを使用し、解答用紙が出席番号順であること及び解答用紙データとシステム上の生徒情報が正しく連携されているかを複数の教員で必ず確認することを、改めて各中学校に通知し、教員への周知を徹底します。また、解答用紙データの連携を複数の教員で確認したことを学校管理職に報告した上で、生徒に解答用紙データを返却するよう指導します。

【セキュリティ事件簿#2025-289】大阪市立小学校における個人情報の漏えいについて 2025/7/10


大阪市立小学校において、令和7年7月9日(水曜日)、1人1台学習者用端末(以下「学習者用端末」という。)のクラウド上で、6年生の1クラス35名分の成績等データを同じクラスの児童が閲覧できる状況になっており、個人情報が漏えいしたことが判明しました。

このたびの事案が発生したことにつきまして、関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねることになったことに対しまして、深くお詫び申しあげますとともに、再発防止に努めてまいります。

1  概要と事実経過

令和7年7月9日(水曜日)8時20分頃、ある大阪市立小学校において、6年生児童の保護者より、学習者用端末のクラウド上で児童の成績等が閲覧できる状態になっていると連絡がありました。確認したところ、令和7年7月8日(火曜日)10時頃に同クラスの学級担任が個人懇談会の資料として作成した成績等データを教職員のみ閲覧可能なフォルダに保管すべきところ、誤って学級担任が受け持つクラスの児童が閲覧できるクラウド上に保管しており、個人情報が漏えいしたことが判明しました。

2  成績等データに含まれる個人情報

35名分の下記の個人情報

出席番号、氏名

1学期の成績をまとめたデータ(国語、社会、算数、家庭科のテスト結果の平均点、国語、社会、算数のノートの評価)

個人懇談会用に作成したメモ

3 判明後の対応

令和7年7月9日(水曜日)8時20分頃、データを削除しました。同日、管理職及び学級担任が6年生関係児童に、説明と謝罪をしました。また、7月9日(水曜日)から7月10日(木曜日)までの間に、管理職から35名の関係児童の保護者へ経緯の説明と謝罪を行いました。

なお、他に同様の事案がないことを確認しています。

4 原因

学級担任が成績データ等の適切な管理を行っていなかったこと、学習者用端末における個人情報保護の認識が不十分であったことが原因です。また、管理職による指導や管理が不十分であったことも原因です。

5  再発防止について

教育委員会としては、これまでも各校に対して個人情報の管理の徹底を指導していたにもかかわらず、このような事案が度重なっていることについて深く受け止めております。

当該校に対しては、再発防止策として、個人情報の管理に関する校内規定を再周知させ、個人情報を含むデータの管理を徹底するよう指導してまいります。

また、各校に対しても、今回の事案を共有するとともに注意喚起を図り、個人情報の管理の徹底と、さらなる意識の向上についてより一層指導し、再発防止に努めてまいります。

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【セキュリティ事件簿#2025-287】株式会社熊谷組 個人情報漏えいの可能性について 2025/7/4

 

この度、当社職員がスミッシング被害に遭い、当該社員に貸与している社有iPhoneに紐づくApple Accountに対して第三者による不正アクセスを受けるという事案が発生しました。

これにより、iCloud上に同期されていた個人情報が漏えいした可能性があることを確認しましたので下記のとおりご報告いたします。

不正アクセスの経緯

2025年6月20日(金)14時に当社職員のiPhoneに運送会社を名乗るショートメッセージが送付されました。荷物が届く予定があったため、疑うことなく受信したショートメッセージのリンクを開きました。

その後、表示された案内に従う形で操作をしていたところ、当該iPhoneが利用不可となったため調査したところ、Apple Accountへの不正アクセスを確認しました。

漏洩した可能性のある個人情報

iCloudに同期されている電話帳(会社名、氏名、電話番号):1238件

対応の状況

本件に関しまして、関係する行政機関への報告を完了しており、現在判明しておりますご関係の皆様へ案内を開始しております。

現時点におきまして、本件に関わる個人情報の不正流用等の事実は確認されておりません。

お取引先をはじめ、関係者の皆様には多大なるご迷惑とご心配をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます。

当社ではこの度の事案について重く受け止め、今後の情報セキュリティに関わる対策の強化と社内での教育を徹底してまいります。

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【セキュリティ事件簿#2025-285】株式会社バンダイナムコホールディングス 当社海外子会社元従業員による不正行為について 2025/7/25

当社は、当社海外子会社BANDAI LOGIPAL (H.K.) LTD. (以下、 当該子会社) の元従業員 (以下、 当該元従業員) による不正行為 (以下、本件不正行為) の判明を受け、現地において刑事及び民事における貢任を追及すべく手続きを進めてまいりました。この度、情報開示が可能となりましたため、本件不正行為の枝要につきまして下記の通りお知らせいたします。

当社グループとしては、このような事態が発生したことを厳に受け止め、ステイクホルダーの皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。 今後は、 現地捜査当局に引き続き全面的に協力するとともに、グループー丸となり、再発防止に全力で取り組んでまいります。

1 . 不正行為の概要

2023年9月に実施した内部監査での指摘を受け、直ちに社内調査を行った結果、当該元従業員が2021年から2023年にわたり取引先等と共謀し、当該子会社から約5億円の金銭を不正に詐取していることが判明しました。これを受け当該子会社は現地捜査当局に通報し、2024年 1 月16日に当該元従業員は逮捕され、現在も捜査が継続中です。また、当該子会社は、2024年 3月18日に当該元従業員を民事提訴しております。

2 . 処分について

当該子会社は、 2024年 1 月16日付で当該元従業員を懲戒解雇いたしました。また、本件不正行為に対する管理監督責任を明確にするため、以下の通り処分を行いました。

・当該子会社

取締役 3名を社内規程にのっとって処分を実施

・当該子会社の親会社 (㈱バンダイロジパル)

代表取締役を含む常勤取締役4名の報酬減額 (2024年4月より3か月間3096)

常勤取締役 2 名の報酬減額 (2024年4月より3か月間159%)

3 . 再発防止策

当社グループでは、バンダイナムコグループ行動規範を制定し、eラーニングやその他の機会を通じ、コンプライアンス意識の徹底を推進してまいりましたが、本件不正行為の発生を厳粛に受け止め、コンプライアンス意識のさらなる徹底をはかってまいります。当該子会社における業務フローの変更やチェック体制の強化、当該子会社の親会社において海外子会社の管理を行う部門を新設し再発防止に取り組んでおります。 

4. 業績に与える影響

本件が当社グループの2026年 3 月期の業績に与える影響は軽微です。

※ご参考 当該子会社および親会社について

BANDAI LOGIPAL (H.K.) LTD. (㈱パンダイロジパル100%子会社)

代表者 阿部浩明

資本金      15.000.000香港ドル

所在地 香港特別行政区

業務内容 玩具などのフォワーディング業務、物流管理事業

㈱バンダイロジパル (㈱バンダイナムコホールディングス100%子会社)

代表者 山本泰治

資本金 ~100百万円

所在地 東京都葛飾区

業務内容 物流事業、通関業、アミューズメント関連事業、商品検査業務、商品の生産支援業務など

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【セキュリティ事件簿#2025-279】株式会社ASNOVA 当社にて発生したセキュリティインシデントについて 2025/7/23


 株式会社 ASNOVA の使用する一部レンタルサーバーに対して外部から攻撃を受けたセキュリティインシデントが発生したことをお知らせします。

1.経緯

2025年7月14日(月)に、当社が使用するレンタルサーバーに対して、外部からの不正なアクセスが行われ、当社が作成していない電子メールアドレスが複数作成されていたことが2025年7月18日(金)発覚しました。同日に対策本部を立ち上げ、外部専門家の協力のもと調査を開始しました。

2.現在の状況と今後の対応

原因は従業員がフィッシングメールへアクセスしたことであると判明しており、パスワードの変更とセキュリティの追加をしております。

また、当該レンタルサーバーには個人情報や会社情報等は保管されておらず、情報漏洩の危険性はありません。

なお、現時点では本件による業績への影響はなく、今後の業績に重大な影響が認められる場合や、新たな事実が判明した際には速やかに公表いたします。

【セキュリティ事件簿#2025-276】麻生総合病院 当院で起こった当院職員によるクレジットカード情報の不正利用について 2027/7/4


まずは、当院をご利用いただいております患者様、連携医療機関や取引先の皆様におかれましては多大なるご心配ならびにご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます。

7月2日に警察からの情報提供によって本件の発生を覚知いたしました。現在、警察の捜査に全面的に協力し、内部調査を実施し、速やかに再発防止策の策定と被害者の方への補償を行いたいと考えております。

患者様との信頼関係が重要な医療従事者がこのような行為をしてしまったことは大変遺憾です。今後はこのような事がないように職員倫理教育を徹底して参ります。

信頼回復に向けて職員一同、心のこもった質の高い安心の医療を提供してまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-275】沖縄県立看護大学 個人情報の漏えいのおそれに関するお知らせとお詫び 2025/7/4

 

このたび、学生氏名及び学籍番号を含む電子ファイルを意図せず本学ホームページに掲載した事案が確認されましたので、お知らせいたします。

このような事案が発生し、学生及び関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけすることになり、深くお詫び申し上げます。本学では、今回の事態を重く受け止め、より一層、個人情報の保護、情報セキュリティ対策の適切な管理に努めて参ります。

1.本件の概要

令和7年2月6日から6月21日の間、学生氏名及び学籍番号含む電子ファイルを意図せず本学ホームページに掲載したことから、学生の氏名及び学籍番号を閲覧することが可能な状態となっていました。

当該電子ファイルは、学外の実習施設に利用していただくためにホームページに掲載したものですが、個人情報を含む箇所が非表示の状態であったため、電子ファイル内に学生の個人情報が保存されていることを事前に確認できず、ホームページに掲載する事態となりました。

本学学生からの指摘により、上記事態を確認するに至りました。

2.漏えいした個人情報

令和6年度学部生の氏名及び学籍番号(324名分)

3.現在までの対応

個人情報を含む電子ファイルをホームページから削除するとともに、個人情報が漏えいしたおそれのある学生及び実習施設に対して、報告とお詫びの連絡を行いました。

4.2次被害又はその恐れ

これまでのところ流出した情報が不正に使用されたという事例は確認されておりませんが、引き続き確認を進めて参ります。

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【セキュリティ事件簿#2025-274】北九州市 北九州市採用試験における受験者のメールアドレスの流出について 2025/6/16

 

北九州市職員上級等採用試験【通常枠】の一部の試験区分の受験者に対し、必要書類の提出に関するお知らせのメールを一斉送信しました。

その際、「Bcc」で送信すべきところを、誤って「To(宛先)」で送信したため、受験者のメールアドレスが流出しました。

該当の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

今後はチェック体制を徹底し、再発防止に取り組みます。

1 経過

(1)6月13日(金)17時48分、採用試験の担当者が、行政Ⅱ(民間等経験)の受験者に対して、必要書類の提出に関するお知らせメールを送信しました。

(2)同日18時45分頃、当該受験者の一人から連絡があり、「To」で送信していることが判明しました。

2 流出した情報

 受験者のメールアドレス(173名)

3 対象者への対応

6月14日(土)12時9分、対象者の方に対して、お詫びとメールの削除をお願いするメールを「Bcc」で送信しました。

併せて、電話でも連絡し、お詫びとメールの削除をお願いしています。

※ 現時点では、被害の報告はありません。

4 今後の対応


 メール送信の際、送信先が「Bcc」となっていることのダブルチェックを徹底するとともに、緊急に職場研修を開催し、個人情報の取扱いについて周知徹底を図ります。

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【セキュリティ事件簿#2025-273】株式会社豊通マシナリー お客さま情報の不正持ち出しに関するお詫びとお知らせ 2025/6/30

 

当社は、当社を退職した元社員が、このたび取引先ご担当者様の個人情報を含むデータを不正に持ち出していたことが判明いたしましたのでお知らせいたします。

なお、本日までに、持ち出されたデータの保存箇所を特定し、すべてのデータの削除・廃棄を行っております。また、現在まで、持ち出された個人情報が第三者に提供された事実および本件による二次被害の発生は確認されておりません。

関係者の皆様には、多大なるご迷惑およびご心配をおかけする事態となりましたことを、深くお詫び申し上げます。

当社では、今回の事態を厳粛に受け止め、二度とこのようなことを生じさせないよう、外部の専門家等の第三者の助言をもとに、今後より一層、従業員の意識向上、社内の情報管理体制の強化に努めるとともに、不正な情報の持出しや利用等に対し、厳正に対処してまいります。

本件の詳細は以下の通りです。

1. 本件の概要

2025年3月31日付けで退職した当社の元社員が、4月以降も当社のファイルサーバーに複数回に渡って不正アクセスし、個人所有のパソコンにデータをダウンロードしていたこと、また、退職日当日に、当該ファイルサーバー等に保管されていたデータを印刷して無断で社外に持ち出していたことが2025年4月25日に判明いたしました。

その後、ダウンロードデータおよび印刷データを特定し、内容を確認した結果、当該データの一部に、取引先ご担当者様の個人情報が含まれていることが、2025年5月3日に判明いたしました。

なお、本件が発覚した後、当社は、速やかに、個人情報保護委員会に本件を報告しております。

2. 流出した個人情報の内容と件数

流出した個人情報の総件数は1,331件であり、内容については以下のとおりです。

(1)社内管理資料に記載された個人情報

取引先ご担当者様の氏名(苗字のみを含む)、当該ご担当者の所属する会社名・部署名

件数:1,209名分

(2)見積書、注文書、工事体制表等に記載された個人情報

取引先ご担当者様の氏名(苗字のみを含む)、電話番号、住所、血液型、生年月日、工事関連資格情報、当該ご担当者の所属する会社名・部署名の全部又は一部

件数:122名分

なお、個人情報の流出を確認した取引先ご担当者様のうち、ご連絡先が判明した方には、2025年6月より、書状にてお詫びとご連絡を順次実施しております。

3. 本件発覚後の当社の対応

当該元社員が、在職時に保有していた管理者権限を利用し、退職した後も当社ファイルサーバーにアクセス可能な権限を不正に設定していたことが判明したため、当社は、本件発覚後、直ちに当該元社員による当社ファイルサーバーへのアクセス権限を解除いたしました。その後、当該元社員に対し、弁護士立会いの元で聞き取り調査を実施し、持ち出したデータの内容・範囲等を確認するとともに、所有していたパソコンを回収のうえ、外部機関によるデータフォレンジック調査等を実施しました。

これらの調査結果を踏まえ、持ち出されたデータの保存箇所を特定し、すべてのデータの削除を行いました。また、自宅等に保管されていた印刷物についてもすべて回収し、廃棄を行いました。

4. 二次被害の有無等

持ち出された個人情報は、全て削除が完了しております。また、当社によるこれまでの調査の結果、持ち出された個人情報が第三者に提供された事実および本件による二次被害の発生は確認されておりません。

5. 再発防止策

このたびの事態を厳粛に受け止め、情報管理に関する取り組みが十分でなかったことを反省し、今後は、当社従業員への教育を強化・徹底するとともに、不正な情報の持出しを防ぐための安全管理措置をより一層強化してまいります。

具体的には、従業員に対する定期的な情報セキュリティ教育の強化および教育コンテンツの拡大、退職予定者に対する情報管理遵守の通達強化・徹底、当社ファイルサーバーの管理者権限保有者の範囲限定、アクセス権限設定プロセスの見直しおよび厳格化、退職予定者による社外ユーザーの招待権限の制限などの措置を講じ、再発防止に努めてまいります。

あらためまして、本件につきまして、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-272】環境意識は高くてもセキュリティ意識はゼロ:香川県の「一斉清掃大作戦!」が情報漏えい大作戦に

 

香川県などが主催する環境イベント「瀬戸内4県・一斉清掃大作戦!」の参加登録者100名分の個人情報が漏えいするという、まさかの展開が明らかになりました。

事件が起きたのは、県が管理するメーリングリスト(登録者586人)に向けて送信された案内メール。ところが、メールに記載されていたのは、参加申し込み用のフォームではなく、すでに参加登録を済ませた100人分の氏名・電話番号などが記載されたページのURLでした。

つまり、環境イベントへの「案内メール」が、まるごと個人情報のばらまきメールと化してしまったわけです。

この事態を引き起こしたのは、県の職員による確認ミス。たった一人で送信作業を行い、リンク先の確認もせず、さらにパスワード保護などの対策も施されていなかったとのこと。

香川県は記者会見で、「多くの方々にご心配とご迷惑をお掛けしました」と謝罪するとともに、「複数人での確認体制」や「パスワードの設定」など、再発防止策を講じるとしています。

出典:香川県 イベント案内メールで100人分の個人情報を漏えい URLのリンク先を確認せずメール送信アーカイブ