当社は、社内ネットワークの一部が不正アクセスを受けたことにより、当社および中国電力ネットワーク株式会社(以下「中国電力NW」)の社員等の個人情報等(以下「社員等の個人情報等」)が外部に流出した可能性があること(以下「本事案」)を確認しましたので、お知らせします。
本事案については、本日、国の個人情報保護委員会に報告しています。
流出した可能性のある情報には、一般のお客さまの個人情報は含まれておりません。
また、電力供給に関わるシステムを含めた業務システムへの不正アクセス等は確認されておらず、電力の安定供給への影響はありません。
本事案について、お客さまや関係者の皆さまにご心配をおかけすることをお詫び申し上げます。
1.本事案の経緯
本年4月21日、当社情報システム担当部署において、社外からの社内ネットワークへの接続に利用する接続機器のうち、社員等の個人情報等を格納するシステム(以下「当該システム」)に接続されている機器(以下「当該接続機器」)に対し不正なアクセスを受けたことを検知しました。これを受け、同日、速やかに当該接続機器をネットワークから切り離し、被害拡大を防止する緊急対応を実施しました。
その後、社内で詳細な調査を行った結果、当該接続機器を通じて当該システムから社員等の個人情報等が流出した可能性があることを確認しました。当該システム以外の業務システムについては、当該接続機器には接続されておらず、本事案により不正アクセスが行われていないことを確認しました。
<参考:本事案の概要>
2.流出の可能性がある情報と対象者
情報:氏名、業務用メールアドレス、ユーザIDと暗号化されたパスワード※等
※パスワードは高度に暗号化されており、解読は困難
対象者:当社・中国電力NWの社員および退職者ならびに業務受託などにより当該接続機器を利用する委託先社員等(計15,566人)
対応:本年4月23日、情報が流出した可能性がある退職者を除く関係者に対し、本事案の周知およびパスワード変更を依頼
3.本事案の原因
本事案は、当該接続機器における当社の設定に不備があり、第三者からの不正アクセスを受けたものと考えています。
4.今後の対応
本事案については、すでに関係各機関と連携して必要な対応を進めており、引き続き、流出の可能性がある関係者に対して適切に対応していくとともに、再発防止に向け、外部のセキュリティ専門機関等のご意見もいただきながら、情報セキュリティ対策および監視体制の強化を進めてまいります。