【搭乗記】フィンエアーAY79便 フィンランド・ヘルシンキ・ヴァンター国際空港(HEL)⇒中部国際空港(NGO)

 

2025年に取得したワンワールド特典航空券の7区間目のフライト。ヘルシンキから日本に帰ります。

この時期フィンエアーはセントレアに季節運航便を飛ばしており、運よくCクラスをゲットできた。

名古屋なのでどうせ穴場路線でガラガラだろうと高をくくっていたが、ビジネスクラスは満席だった。

どうも旅行会社がツアー販売して空席を埋めていた模様

空港移動

空港ヘは鉄道で移動。


運賃は4ユーロ。ヨーロッパは性善説の国なので、切符を買っても買わなくても乗車可能。ただし、抜き打ちで改札があり、切符を買っていないと100ユーロの罰金。

おとなしく4ユーロを払うか、4ユーロをケチるために罰金100ユーロのリスクを冒すか。
小心者のおいらは当然4ユーロ払います。

時刻表にも社内標識にも飛行機のマークが表示されるので、列車乗り間違えのリスクは少ない。ただし、寝過ごし注意。


空港到着。


列車のホームは地下なので、地上階に上ります。

地上階にて怪しい日本食屋を発見したので、写真に収めておく。


チェックイン

フィンエアーは自動チェックイン機でのチェックインがデフォになっている模様。


時代の流れを感じつつ、自分もチェックインを行う。

残念ながらフィンエアーの自動チェックイン機から出てきたのは感熱紙に印字されたペラペラの搭乗券だった。

とはいえ、搭乗3時間以上前でもチェックインできるのでありがたい。

出発便一覧を見てみる。今回搭乗するのは0:45発AY79便名古屋行き。近い時間でシンガポール行きと香港行きと上海行きがある。


ちなみに早く来すぎたせいか、ちょうどフライトが無い時間だったのか、手荷物検査場の優先レーンは閉鎖されており、一般の手荷物検査場だけがオープンされていた。

とはいえ、待ち人数ゼロなので、快適快適。

シェンゲン圏外に出るパスポートコントロールもガラガラだった。

ちなみにシェンゲン圏内に入るときは英日韓の優遇があったが、出るときは優遇は無く一律同じレーンに並ぶ感じだった。

ラウンジ

パスポートコントロールから先の導線が変わったようで、ラウンジを見つけるのに若干苦戦した。

ラウンジもガラガラで、受付のスタッフもいない状態なので勝手に入っていった。

勝手に入れるならサファイア側ではなく、エメラルド側に入ればよかったと少し後悔。


ラウンジは前回訪問時と大きく変わらないかな?

あ、でも以前はブルーベリージュース飲み放題だったのが無くなっていた。


ここで少し早めのディナーにします。


バーカウンターのメニューにモクテルがあったのでオーダー。ただ、出てきたのはモクテルではなく、類似名称のアルコール入り版。

でもとてもおいしかったです。一杯ずつ丹精込めて作ってくれます。


今回はゲートオープンが0:05頃。ところが、ラウンジの営業時間は0:00までとなり、23:30頃からラウンジ閉鎖のカウントダウンが始まり、落ち着かなくなってきたので早めに搭乗ゲートに向かうことにします。

印象的だったのは残った食べ物は容赦なくゴミ袋に投入していたところ。裏に下げてタッパーに詰めて持ち帰るとかはしないんですね。

搭乗

少し早めに搭乗ゲートに到着。

写真撮り忘れたけど、途中、ピザの自動販売機があって少し驚いた。

オーダーしてから実際にピザを焼いているっぽい。

搭乗ゲート到着。手前にシンガポール線、奥に上海線の搭乗ゲートがあり、深夜にもかかわらずこの一帯だけ賑やか。


この空港、搭乗ゲートで搭乗券やパスポートのチェックをしたのちに再び待機エリアがあり、そこでさらに待たされます。

この待機エリアですが、所謂上級会員(ビジネスやステータス持ち)と、純エコノミー客に分離されています。

最初エコノミーの方に並んだら「お前は向こうだ」と言われて並びなおされる羽目になったのですが、エコノミーの先は純エコノミー客用のエリアになっており、搭乗まで長い時間待たされる羽目になるところでした。

クアラルンプール国際空港が少し近いイメージかな。あそこも搭乗券やパスポートのチェックをしたのちに待機エリアで待たされる。その待機エリアが階級分けされている感じだね。


機内サービス

機内に入り込む。名古屋線だからガラガラかと思いきや、ビジネスクラスは満席御礼。しかも搭乗客の9割は日本人。近年の東南アジア線では日本人比率が2割くらいになっている印象なので嬉しい限り。

ちなみにCAさんに日本人はいなかった。インド線はインドベースのCAが多かった印象だが、日本線は少し事情が異なる模様。

早速CAさんからウェルカムドリンクの提案があり、当然のごとくブルーベリージュースをオーダー。



今回の機材はエアバスA350です。

インド線と同じですが、安全のしおりは折らずにまっすぐ収納できたり、オーバーヘッドコンパートメントが大型化していたり、同じA350でも今回の搭乗機の方が新しい感じ。


機体番号はOH-LWI。直近のフライトは↓な感じ。ソウルや東京などの長距離を飛ぶ一方、アムステルダムやミュンヘンなど欧州域内も飛ぶ不思議な使われ方をしている。


0:45発のフライトだけど、離陸後は普通に機内食のサービスが始まる。

まずはドリンクから。モクテルのBlueberry Spritzをオーダー。インド線でもオーダーしたけど、レモンとマドラーは付いていなかった。おいしく頂いた半面、フィンエアーのビジネスクラスは路線によってサービスの質が均一にできていないということを知ってしまう。

ちなみに内容はブルーベリージュース+スプライトで、甘酸っぱさと炭酸の爽快感が合わさり、北欧らしいフルーティーなモクテルだった。


メニューは2択。ビーフシチューとパスタだったので、ビーフシチューを選択。ちなみにワントレイでの提供だった。


真ん中はガーデンサラダ(トマト、キュウリ、エビ、スカンピソース)。スカンピソースとはエビの旨味をベースにしたクリーミーなソースで、ガーリックやハーブの風味が効いており、シンプルな野菜サラダに海の香りを加えてくれます。


左下はフルーツ(パイナップル、メロン、ブルーベリー)


右側がメインのビーフシチュー(オニオン、ポテト、トマト、ピクルス添え)。ピクルスの塩味が少しきつかったかな。


最後にデザート。フィンランド名物「プリンセスケーキ」(鮮やかな緑のマジパンに包まれたケーキ)


食べたら直ちに就寝します。

なんだかんだで4~5時間くらいは寝ていた。飛行機のフルフラットシートは結構眠れます。

間食にポテチをつまんで読書していると2回目の機内食サービスが始まります。

着陸前の食事は、北欧らしいブランチ仕立て。冷菜はオーバーナイトオーツとベリーで爽やかに始まり、ハムとチーズの盛り合わせの前菜。メインはビーフパティにヴェステルボッテンチーズのポテトグラタンが添えられ、しっかり食べ応えのある内容


左側が冷菜。上がオーバーナイトオーツ(ヨーグルト+グラノーラ、ベリー、ブドウ)


左下がハムとチーズの盛り合わせ(ルッコラ、トマト、ナッツも添えられています)。スイートドロップスパプリカというのは初めての体験だったが、おいしかった。


右側がメインのビーフパティ(オニオンソテー、ヴェステルボッテンチーズのポテトグラタン、ブロッコリー、ラディッシュ、カリフラワー)。粗引きで食べ応え十分な感じ。


デザートはちょっとしょぼい。1回目の機内食のデザートをここに持ってくればいいのにって思った。その分、メインは充実していたのでよしとする。



食べ終えると着陸に向けて降下を開始し、シートベルト着用サインが点灯。

CAさんが挨拶がてらチョコを持って回ってきてくれた。


セントレア着陸。


本来なら9時間くらいのフライトのはずが、ロシアによるウクライナ侵略の影響で12時間超のロングフライトになっている。

ただ、機内サービスはJALに比べるとちょっと簡素すぎる印象。間食のサービスをもう少し充実させるといいのにって思った。

着陸後

同日乗り継ぎで東京に移動することもできたのだが、あえて数日滞在を選択し、定宿でJALカード特約店のルートインホテルに向かう。


翌日は周辺観光を敢行。

赤レンガ建物を訪れ、


戦争当時の機銃掃射の痕を見学し、


カブトビール飲み比べでベロベロになり、


セントレアが見えるまるは食堂でえびふりゃーを堪能しました。


【Playback of flight AY79 on 13th AUG 2025】