公表日:2026年3月23日(第二報)/2025年10月31日(初報)
発生日:2025年10月8日
組織:株式会社がんばる舎
原因:調査中
攻撃手法:不正アクセス(WEBサイトへの侵入)
影響範囲:保護者・子どもの個人情報(氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス、小学校名など)※漏えいは未確認
深刻度:中(漏えいの可能性あり・調査完了も確定否定できず)
分類:不正アクセス
本件は、WEBサイトへの不正アクセスを起点とした情報漏えいの可能性事案であり、初報から一定期間を経て調査結果が公表された継続報告型のインシデントである。
事件概要
株式会社がんばる舎は2026年3月、自社WEBサイトに対する不正アクセスに関する調査結果(第二報)を発表した。
同社によると、2025年10月8日に第三者による不正アクセスが発生し、サイトの一時閉鎖や調査対応が行われたという。
保護者や子どもの氏名、住所、連絡先などの個人情報が漏えいした可能性があるが、現時点で漏えいの事実は確認されていない。
同社は外部専門機関と連携したフォレンジック調査や再発防止策の実施を進め、現在は安全な状態でサイトを再開しているとしている。
本記事では、同社が公表した公式リリースをもとに発表内容を整理して掲載する。
分析
今回の事案では、WEBサイトへの不正アクセス発生後、一定期間の調査を経て結果が公表された点が特徴である。
一般的にこのような事案では、外部からの侵入により個人情報が閲覧された可能性が生じるため、企業はログ解析やフォレンジック調査を通じて影響範囲の特定を進める。
また、調査結果が確定するまで公表を控え、確定情報に基づいて報告するケースも見られる。
企業は原因特定と再発防止策の策定に加え、警察や関係機関への報告、セキュリティ体制の見直しを段階的に実施するのが一般的である。
今回の発表は、調査完了後の結果報告として、影響範囲と対応状況を整理した段階にあるインシデントと位置付けられる。
この事件からわかること
今回の発表から読み取れるポイントとして、一般的には次のような点が挙げられる。
- 不正アクセス事案では、調査完了後に詳細が公表されるケースがある
発生直後ではなく、影響範囲や原因の確認後に情報が整理されて公開されることも多い。 - 情報漏えいは「未確認」でも対象データは明示される
漏えいが確認されていない場合でも、対象となり得る個人情報の範囲が示されるのが一般的である。 - 外部専門機関による調査と対応が重視される
フォレンジック調査や脆弱性診断など、第三者による検証を含めた対応が行われるケースが多い。 - 再発防止策は組織全体の見直しに及ぶ
システム対策だけでなく、運用体制や教育、監視体制の強化などが含まれる傾向がある。
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公式発表(アーカイブ)
2026年3月23日リリース分:不正アクセスに関するお詫びとお知らせ(第二報)
2025年10月8日、弊社WEBサイトにおいて、第三者による不正アクセスが発生いたしました。
本件につきまして、これまで進めてまいりました調査結果および対応状況についてご報告申し上げます。
お客さまには多大なるご心配とご迷惑をおかけする事態となりましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
現在までの調査において、個人情報が漏えいした事実は確認されておりません。
漏えいの可能性は極めて低いものと認識しておりますが、お客さまに安心してご利用いただくため、本件についてご報告申し上げます。
なお、漏えいの可能性がある情報の中に、クレジットカード情報は含まれておりません。
本件発生後、直ちに原因特定、被害状況の調査および再発防止策等の策定に取り組んでまいりました。
本来であれば不正アクセスがあった時点でご連絡しお詫び申し上げるところではございましたが、調査結果が出ていない段階で通知することで、かえって混乱が生じるおそれがあったためご報告を控えておりました。
外部セキュリティ専門機関の最終調査報告を受けるとともに、あわせて実施しておりました弊社における全データの調査も完了いたしましたので、以下のとおりご報告申し上げます。
2025年10月8日の事案発生から今回の個別のご案内までお時間を頂戴しましたことを、深くお詫び申し上げます。
【不正アクセスおよび情報漏えいの可能性に関するご報告】
◆本件の対象となるお客さま
本内容をメールでお受け取りいただいたお客さま
(既にご退会されている方も含みます)
◆漏えいの可能性がある情報
・保護者さまの氏名
・お子さまの氏名
・生年月日
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・ご通学小学校名
※クレジットカード情報は含まれておりません。
※現時点において個人情報の漏えいは確認されておりません。
◆弊社の対応
一時的にWEBサイトを閉鎖し以下対応を行いました。
なお、現在は安心してWEBサイトをご利用いただける状態となっております。
・不正アクセスの遮断
・被害範囲の特定と影響の拡大防止
・大阪府警察への通報及び相談
・個人情報保護委員会への報告
・外部専門機関による原因調査(フォレンジック調査)の実施
・外部専門機関による脆弱性診断の実施
・サイトのセキュリティ強化および監視体制の見直し
◆再発防止策
弊社では調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策および監視体制の強化を行い、再発防止を図ってまいります。
今後、本調査の結果や外部専門組織によるアドバイスをもとに、安全にご利用いただけるセキュリティ体制を実現し、再発防止に取り組んでまいります。
・セキュリティポリシーの見直し
・インシデント対応マニュアルの更新
・CSIRT (Computer Security Incident Response Team)を構築
・通信ネットワークセキュリティ体制の強化
・委託先管理基準の見直しと監査体制の強化
・個人情報を扱うシステムおよび業務の総点検
・全従業員への個人情報保護に関する再教育の実施
・Webサーバーの安全性向上のための移設作業の完了
・二段階認証(MFA)の徹底運用
・定期的な脆弱性診断の実施と結果に基づく改善策の実行
◆クレジットカード決済申請の再開について
クレジットカード決済の申請受付は、外部機関による確認手続きが完了しだい再開する予定です。
決定次第、メール・Webサイト上で速やかにご案内します。
お客さまには多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、また、ご案内が遅くなりましたことを、改めてお詫び申し上げます。
弊社といたしましては、本件を重大な事案と受け止め、引き続き再発防止策の徹底に取り組んでまいります。
今後とも、お客さまに安心してご利用いただけるサービスの提供に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2025年10月31日リリース分:不正アクセスに関するお詫びとお知らせ
このたび弊社WEBサイトにおいて、2025年10月8日に第三者による不正アクセスを受けたことを確認いたしました。
現時点で個人情報漏えいの事実は確認されておりませんが、その可能性を完全に否定することができない状況であるためご報告させていただきます。
お客さまには多大なるご心配とご迷惑をおかけする事態となりましたこと、心より深くお詫び申し上げます。
弊社では今回の事案を受け、WEBサイトを閉鎖し原因究明及び再発防止対策を実施し、外部セキュリティ専門機関による弊社システムの安全性を確認した上で順次再開を決定いたしました。
外部専門機関と連携のうえ、不正なプログラムはシステムより排除し、現在は安心してサイトをご利用いただける状態となっております。
弊社では今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止のための対策を講じてまいります。
お客さまをはじめ関係者の皆さまには重ねてお詫びを申し上げます。
【個人情報漏えいの可能性に関するお知らせとお詫び】
弊社では外部のセキュリティ専門機関と連携し、影響範囲や原因の調査を進めてまいりました。
その結果、現時点で個人情報漏えいの事実は確認されておりませんが、その可能性を完全に否定することができない状況にあるため、ご報告させていただきます。
なお、現時点において漏えい情報が不正に使用されたことによる二次被害は確認されておりません。
◆本件の対象となるお客さま
本内容をメールでお受け取りいただいたお客さま
◆漏えいの可能性がある情報
・保護者さまの氏名
・お子さまの氏名
・生年月日
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・ご通学小学校名
※クレジットカード情報は含まれておりません。
◆弊社の対応
WEBサイトを閉鎖し以下対応を行いました。
・不正アクセスの遮断
・被害範囲の特定と影響の拡大防止
・大阪府警察への通報及び相談
・個人情報保護委員会への報告
・外部のセキュリティ専門機関による原因調査(フォレンジック調査)の実施
・外部専門機関による脆弱性診断の実施
・サイトのセキュリティ強化および監視体制の見直し
◆再発防止策
弊社では調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策および監視体制の強化を行い、再発防止を図ってまいります。
今後、本調査の結果や外部専門組織によるアドバイスをもとに、安全にご利用いただけるセキュリティ体制を実現し、再発防止に取り組んでまいります。
・セキュリティポリシーの見直し
・インシデント対応マニュアルの更新
・CSIRT (Computer Security Incident Response Team)を構築
・通信ネットワークセキュリティ体制の強化
・委託先管理基準の見直しと監査体制の強化
・個人情報を扱うシステム及び業務の総点検を実施
・全従業員へ個人情報保護安全管理規定に関する教育を再実施
◆公表が遅れた経緯について
2025年10月8日の不正アクセスから今回の案内に至るまで、時間を要しましたことを深くお詫び申し上げます。
本来であれば不正アクセスがあった時点でご連絡し、注意喚起するとともにお詫び申し上げるところではございましたが、不確定な情報の公開はいたずらに混乱を招き、お客さまへのご迷惑を最小限に食い止める対応準備を整えてからの告知が不可欠であると判断し、発表は調査会社の調査結果を待ってから行うことにいたしました。
今回の発表までお時間をいただきましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
弊社といたしましては、本件を重大な事案と受け止め、引き続き調査および再発防止策の徹底を図ってまいります。
お客さまに安心してご利用いただけるサービスの提供に努めてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。













