空港移動
今回は7:15のフライトなので、鉄道は使わず、klookで空港送迎を手配。
所属組織の福利厚生でベネフィットステーション(ベネステ)という、使い勝手がクソ悪いサービスを使っていて、ベネステの特典を使って割引で手配した。
ちなみに、ベネステの使い勝手が悪すぎて相当クレームが入ったのか、ベネステはめでたく契約終了となった。
新しい福利厚生サービスは使い勝手が良いのだが、klookはサービス対象外となっており、次回以降の空港送迎をどう手配するか若干悩む。
ちなみに4:45に手配をしたが、時間ピッタリに送迎車が到着。空港までは30分くらいの道のりだった。
4:45にホテルに到着するように、早起きしてくれた運転手さんに敬意を表してチップ100バーツを進呈し、無事空港到着。
チェックイン
今回のフライトでやっておきたいことが2つある。
一つは座席変更。座席指定はしていないのだが、羽田でスルーチェックインした際は通路側の席が割り当てられているのだが、おいらは窓側が好きなのである。羽田のJALカウンターでは変更不可なので、バンコクで対応することになっていた。
最初は到着時にあるはずの乗り継ぎカウンターで相談しようと思っていたのだが、スワンナプーム国際空港は、乗り継ぎのセキュリティチェックを抜けた先にカウンターがあることが判明したため、断念していた。
フィンエアーのカウンターに向かってみると、ガラガラだった。
早速受け取った搭乗券を出して、窓側に変更できないか相談してみる。
結論としては空席有で7Aと8Aが開いているがどちらがいいか聞かれる。
マレーシア航空のように窓側と言いつつ、若干異なるシート配置もあったりするので、お勧めを聞いてみると、座席選択の画面をスクショして見せてくれた。
見た感じ、同じ仕様のシートっぽかったので、7Aをお願いした。
今回はビジネスクラスなので、手荷物検査のプライオリティレーンが可能な事を教えてもらった。
フィンエアーのチェックインカウンター、委託先のスタッフだと思うが、とてもコミュ力(ホスピタリティ)の高いタイ人女性で、最後は日本語で「ありがとうございました」って笑顔で送られた。
セキュリティチェック&出国審査
手荷物検査のプライオリティレーンはビジネスクラス利用客であればだれでも利用でき、数年前に使ったのだが、場所が変わっていた。
現在の位置はUカウンターの近くだった。
手荷物検査をさくっと終え、出国検査に向かう。
出国検査では自動化ゲートが使える噂を聞いており、是非試してみたかったのだが、時間帯が悪かったのか、自動化ゲート自体が全てクローズされていた。
ラウンジ
今回のフライトと併せてやっておきたかったことの2つ目がカタール航空へのラウンジ潜入。
バンコクのカタール航空のラウンジは入室条件が厳しく、ワンワールドアライアンス加盟航空会社のビジネスクラス搭乗客しか利用できない。
今回はフィンエアーのビジネスクラス利用なので、まさに今入室条件を満たしている状況なのである。
ちなみにカウンターでもらっている招待ラウンジは、プライオリティパスでも入室可能なミラクルラウンジとなっている。
ちなみに2年前にバンコク発ドーハ行きのカタール航空ビジネスクラスに搭乗したが、その際は知恵が足りず、チェックインカウンターでの案内通りにミラクルラウンジに行ってしまった。
また、営業時間が結構ピンポイントとなっており、仮に入室条件を満たしたとしても、時間的なタイミングが合わず使えないケースも存在する。
今回は入室条件と時間的なタイミングが合い、まさに千載一遇のチャンス到来といった感じ。
入室すると、まずカウンターが無い。
スタッフが3~4人待機しており、一人が声をかけてくれるので、搭乗券とパスポート渡す。
入室条件を満たしていることが確認されると奥に案内してくれる。尚、スーツケースを持っている場合は預かってくれる。サクララウンジとかはセルフでロッカーに入れるが、セルフではないのである。
入室すると、利用客はおいらだけで、スタッフは10人くらいいる。ラウンジの利用でここまで緊張したのは初めてである。
朝食時間帯なので、ビュッフェ形式で食事が並べられていた。
利用客がおいら一人なので、スタッフの視線がおいらの一挙手一投足に向かっていると思うと、なかなか物色もできず、写真も撮れず、とりあえずクロワッサンとオレンジジュースを頂くのが精いっぱいだった。
ちなみにオレンジジュースはタイでよくある甘さたっぷりのものではなく、日本で良く味わう様な酸味が効いた味だった。
スタッフがいない間を見計らって写真を撮ってみる。
ドーハのビジネスクラスラウンジには立派な池があったが、バンコクのラウンジも水のオブジェがあった。
少し落ち着いてきて、カフェオレが飲みたくなったので、周辺を物色してみる。カフェ類もセルフではなく、スタッフが作ってくれそうな感じだったので、近くのスタッフにカフェオレをオーダーする。席まで持ってきてくれるとのことだったので、席で待っていると、想像を斜め上行く素敵なカフェオレが出てきた。
まずカップが二重構造になっていて、取っ手が無い。
そしてクッキーがセットでついてくる。
普通に街中のカフェでオーダーしたら1000円は超えてくるクオリティのカフェオレが出てきた。
高級感溢れる空間で時間まで過ごし、搭乗ゲートに向かう。
最後にトイレに寄らせてもらった。
まず、トイレは入り口が自動ドアになっていた。
そして小便器は無く、男性も大便器のみの個室のみなのだが、個室のスペースが半端なく広い。写真には写っていないが、上着を掛けるために使うであろうハンガーもあった。
高級感溢れる感じで、非日常の中の非日常という感じだった。
でも個人的にはサクララウンジくらいの気軽さの方が自分には合っていると思った。
搭乗・機内サービス
搭乗ゲートに到着。
程なくして優先搭乗が始まり、早速搭乗
REGISTRATIONはOH-LWP
直近3日間のフライト実績はこんな感じ。ヘルシンキとアジアを結ぶ長距離路線に投入されており、運航頻度は少なめ。
搭乗の三日前には名古屋に飛んでいた機材だった。
(太字が今回搭乗したフライト)
06 Oct 2024
Bangkok (BKK) Helsinki (HEL) AY142 07:15 15:25
05 Oct 2024
Helsinki (HEL) Bangkok (BKK) AY141 14:05 05:25
04 Oct 2024
Nagoya (NGO) Helsinki (HEL) AY80 22:50 05:55
機材はA350
噂の最新シートでした。
背もたれ自体は固定なんだけど、体を完全に横に出来るくらい奥行きがある。なんといっても横幅が広く、あぐらをかくことが可能。
世の中のビジネスクラスシートの流行りは個室型だけど、これは一線を画す感じでとてもユニーク。
あと素晴らしいと思ったのが、機内サービスのスケジュール感が可視化されているところ。
機内食が何回あって、いつ頃サービスが提供されるのかが分かる。
これは素晴らしいと思った。
座席にはメニュー、スリッパ、アメニティグッズ、敷布団、掛布団、枕、クッションが置いてあった。
フィンエアーはマリメッコ全面推しです。
アメニティグッズで素晴らしいと思ったのが歯ブラシ。
竹製の歯ブラシを梱包していて、サステナビリティ的な取り組みへの地から強さを感じる。
ちなみに竹製や木製の歯ブラシはエコだけど衛生的ではないので、繰り返しの仕様は推奨しない。
日常的に使う歯ブラシは衛生面からもプラスチックの方がいいらしい。
搭乗するとCAさんが挨拶と共にウェルカムドリンクを進めてきた。シャンパンか水かブルーベリージュースで、ある意味フィンエアー名物のブルーベリージュースを頂く。
ちなみにビジネスクラスのオーバーヘッドコンパートメントは機内の両端にしかありません。
そのせいか、開放感はある感じ。
いざ、ヘルシンキに向けて出発です。
離陸後しばらくすると1回目の機内食のサービスが始まります。
早朝に出発する昼間便なので、1食目は軽めの朝食、2回目がしっかり目の昼食っていう感じ。
早速朝食がサーブされる。選択肢はなく、ドリンクのオーダーだけ取って手際よくサーブされる。
ほうれん草とトマトのキッシュにコールドカット、ヨーグルト、フレッシュフルーツを添えて
食後にコーヒーをお代わりしたら、チョコレートを付けてくれた。
昼食後はお昼寝タイムになるのだが、せっかくなのでパソコンを広げてのんびりと起きていると、CAさんがドリンクのお替りや、スナックなどを持ってきてくれた。
カットフルーツをグラスに入れてマドラーの棒を使って刺して食べるのはとてもおしゃれな感じだった。
右側のボックスはポテチ。
その後布団を敷いて3時間くらい寝ていると2回目の機内食のサービスが始まる。
フィンエアーもノンアルコールメニューは比較的充実しており、せっかくなのでモクテルの「ヴァージンメリー」をオーダーしてみる。
ところが、CAさんから「すまん、トマトジュース切らしてて…」という無念な回答。という訳で別のモクテルメニューである「ブルーベリースピリッツ」をオーダーしたら快諾頂けた。
ドリンクは塩味の効いたナッツと共にサーブされた。
JALもオリジナルドリンクでモクテル提供していますが、フィンエアーのモクテルもいい感じです。
特にレモンとマドラーを使ってひと手間加えているのがいい感じ。
機内食のメニューは座席のディスプレイでも確認できるのですが、機内食メニュと併せておすすめワインが記載されています。
機内ではアルコールは飲まない主義なのですが、この誘惑に完敗してワインをオーダーしてしまいます。
ちなみに、オーダーしたのはこちらのワイン。
2回目の機内食ですが、メインは3択なものの、ワントレイでまとめて出てきました。
左上:エビのグリル、ポメロサラダとチリペッパー(セミドライ白ワインとペアで)
左下:鶏胸肉のグリル、フェタチーズ、ペストソース仕立て(ドライ白ワインとペアで)
右(メイン):網焼きサーモンのケイパークリームソース仕立て、乾燥トマト入りリゾット、各種野菜添え(ドライ白ワインとペアで)
食後にデザートを頂きます。
アーモンドチョコレートケーキ、ストロベリーソース和えで(デザートワインとペアで)
「デザートワインとペアで」と書かれていたので、当然注文します。
ちなみにワインの詳細はこちら。
白ワインとデザートワインを堪能して、食後と共に泥酔状態に陥ります。
更にしばらくすると腹痛に襲われ、トイレに駆け込みます。上空1万メートルで昨日食べた激辛ガパオライスに別れを告げます。
酔いがさめたころ、無事ヘルシンキに着陸します。
入国審査
空港にはあまり飛行機はなく、入国審査は比較的スムーズに進むと思ったのですが、団体ツアー客に遭遇します。
搭乗口の方を見ると吉祥航空の機材が・・・。
フィンランドの入国審査ですが、アメリカばりに入国審査官から質問され、結構厳しい感じ。
目の前で一人別室送りになりました。
また、質問に対して「英語できません」的な態度は通じず、スマホの翻訳アプリを駆使して、全員回答必須になります。
意思疎通に問題ある人が多かったようで、結局入国審査の通過に1時間くらいかかりました。
自分も「どこに行くんだ?」「目的は」「帰りのチケット持っているか」などの質問を受けました。
フィンエアーに乗って感じた点は幾つかある。JALとの比較になってしまうのだが、食事については全般的に軽めの印象を受けた。そして、サステナビリティ的な観点で結構力を入れっている印象を受けた。特にプラスチックを抑える努力をたくさんしている印象を受けた。例えば、アメニティで配布するスリッパはビニール包装をしていなかったり、
アメニティの歯ブラシは竹製だったり。
最後に繰り返しになるが、良い意味で今回のビジネスクラスシートの様な独自性の文化を持っていると感じた。
今日は空港近くの宿で一泊します。
明日もさらに飛びます。
【Playback of flight AY142 on 6th OCT 2024】