【セキュリティ事件簿#2024-457】神奈川県下水道公社内部のネットワークシステムのウイルス感染による個人情報流出の可能性について 2024/10/10

 

主導第三セクターである公益財団法人神奈川県下水道公社(以下、「公社」)のネットワークシステムがウイルスに感染し、個人情報等の流出の可能性があることが判明しました。

1 概要

(1) 発生の状況

令和6年10月9日午前2時ごろ、柳島水再生センターで配備中の職員がパソコンの不具合を確認し、その後保守業者による調査を実施したところ、午後5時ごろウイルスに感染していることが確認され、その旨県に報告がありました。

(2) ウイルス感染の概要

サーバー及びパソコン2台が、ランサムウェアのブラックスーツウイルスに感染

2 サーバー内に保存されていた可能性のある情報

  • 公社が実施した書道・絵画コンクールの応募者に関する情報(学校名、児童の氏名)
  • 処理場見学の申込者に関する情報(氏名、電話番号)
  • 下水道ふれあいまつりの出演者・出展者に関する情報(氏名、住所、電話番号、メールアドレス)
  • 公社職員の採用及び人事に関する情報(氏名、住所、電話番号、年齢等)
  • 災害発生時の公社の緊急連絡網(氏名、電話番号)
  • 公社実施の入札情報や契約関係情報
  • 市町から受託している水質管理業務等に関する情報

3 対応

サーバー内に格納されていた情報や、情報の漏洩の有無、被害人数などの詳細については、公社において、現在確認中です。

4 再発防止策

公社から詳細な報告を受けるとともに、原因究明や再発防止に向けた必要な対策を求めていきます。

5 その他

下水処理施設は、これまでどおりに稼働しています。

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