ヘルシンキから日本に戻ります。
空港移動
往路は空港から路線バスで移動したので、復路はヘルシンキ中央駅から電車で移動。
ヘルシンキは公共交通機関は時間制&ゾーン制なので、金額は同じ。
ヨーロッパの鉄道は性善説に基づくため、日本のように切符を持っていないと電車に乗れないみたいなことはない。
その代わり抜き打ちで改札があって、切符を持っていないと100ユーロの罰金になる。
抜き打ちの改札を期待してちゃんと切符を買っていたが、抜き打ち改札に出会うことはなかった。
ちなみに切符はスマホアプリ経由でも買うことができる。むしろそっちの方が楽で、滞在中はスマホアプリをインストールし、オンラインでクレカ決済でチケットを買った。
電車の方が時間的には早く着く。
ヴァンター国際空港~ヘルシンキ中央駅間はP線かI線に乗ればいいらしい。
P線とI線の違いは山手線の内回りと外回り程度の違いで、気にする必要はない。
電車は5分おきに出ている感じ。
車内の様子。
外の景色を撮り忘れたが、空港までの7割くらいの区間は地上走行なので、それなりに景色は楽しめた。
個人的には往復でどちらかを路線バス、どちらかを電車にすると二度楽しいと感じた。
そうこうするうちに空港到着。
空港駅は結構地下深いところにある印象。
チェックイン・ラウンジ
今回搭乗するのは17:40発のJL48便。
チェックインカウンターは出発3時間前にオープンだと思ったが、2時間50分前にオープンだった。
以前Twitter(現X)で恐らくベトナムの空港だったかと思うが、JALのチェックインカウンターの前でカウンターオープン前にスタッフが前に出て挨拶とお辞儀をする映像を見たことがあったが、まさにそのシーンを目撃した。
恐らく世界共通でやっているのだろう。
写真を撮り忘れたことが悔やまれる。
次回JAL便搭乗の際はチェックインカウンターオープン前に行ってみることにしよう。
チェックインカウンターは、エコノミーはそれなりに混んでいたものの、ビジネスクラス用はガラガラだったので、サクッとチェックイン完了。
手荷物検査についてはプライオリティレーンが使えるということで有り難く使わせてもらった。
手荷物検査を終えて非シェンゲンエリアに向かう。
パスポートコントロールだが、自動化ゲートが使えた。対象国は日本、韓国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、所謂民主主義国家の国々。
ただ、自動化ゲート通過後、有人カウンターでスタンプを押してもらう流れだった。
一応入国スタンプの有無は確認している感じだった。
出国審査を終えてラウンジに移動。
ヘルシンキにはJALのラウンジはないため、フィンエアーのラウンジに向かう。
フィンエアーのシェンゲン協定非加盟国側のラウンジには「ビジネスラウンジ」と「Platinum Wing」の二つがあり、「Platinum Wing」にはサウナが併設されているということで、ちょっと噂になっているラウンジである。
今回ビジネスクラス搭乗なので「Platinum Wing」に行けるとぬか喜びしていたのだが、「ビジネスラウンジ」の方に通された。
「Platinum Wing」へのアクセスにはoneworld Emeraldの資格が必要であった模様。
(つまり、Platinum WingとJALのFirst Classラウンジが同格となる印象)
という訳で、大人しくフィンエアーのビジネスラウンジを堪能する。
ラウンジ自体は500人収容可能とのことなのだが、結構混雑していた。
ビュッフェの雰囲気
ラウンジ内の雰囲気
機内食もあるので軽めにしておこうと、ブルーベリージュースと、ポテチに留めることを試みる。
残念ながらポテチを取る手が止まらないため、軽めに食事をすることにする。
ラウンジから搭乗ゲートまでは徒歩1分という好立地だった。
搭乗時間が近づいてきたので、搭乗ゲートに向かう。
搭乗・機内サービス
搭乗時間になり、サクッと搭乗。
今回の搭乗機はB787で、ファーストクラス設定はないはずだが、グループ1(ファーストクラス、ワンワールドエメラルド、JGCプレミア)はそれなりの人数がいた印象。
グループ2(ビジネスクラス、平JGC)の搭乗順となり、サクッと搭乗。
JALは中距離国際線と長距離国際線で配布するアメニティが異なっている。
中距離国際線は巾着袋で中にアイマスクや歯ブラシが入っている。
長距離国際線はミニポーチが配布され、中にアイマスクや歯ブラシなどが入っている。
JALの長距離国司あ船への搭乗は何気に今回が初。ポーチが貰えてうれしいです。
今回の搭乗機はB787-8
REGISTRATIONはJA840J
直近3日間のフライト実績はこんな感じ。長距離メインと思いつつ、マニラ線にも投入されていた。
(太字下線が今回搭乗したフライト)
12 Oct 2024
Helsinki (HEL) Tokyo (HND) JL48 17:40 13:55
Tokyo (HND) Helsinki (HEL) JL47 08:25 15:40
11 Oct 2024
Manila (MNL) Tokyo (HND) JL78 23:25 04:45
Tokyo (NRT) Manila (MNL) JL745 18:00 21:40
10 Oct 2024
San Francisco (SFO) Tokyo (NRT) JL57 13:30 16:30
Tokyo (NRT) San Francisco (SFO) JL58 18:10 11:25
シートはSKY SUITE。
ウェルカムドリンクのサービスがありました。選択肢はシャンパンかオレンジジュースということで、オレンジジュース頂きます。
乗客の搭乗も完了し、ヘルシンキに別れを告げます。
離陸後しばらくすると機内食のサービスが始まります。
機内食は、離陸後1回目の食事、その後は着陸2時間前までアラカルトで好きなものをオーダーする形式
1回目の食事は、和食、洋食(ビーフ)、洋食(サーモン)の三択。
このフライトでは機内食の事前予約は敢えて行っておらず、その時の気分で決めることにしていた。で、気分としては和食かサーモンかという感じだったのだが、結局サーモンを選択した。
しばらくするとチーフパーサーが席にやってきて「ご相談が・・・」ということ。
聞くとサーモンを選択した乗客が想定を超えていたらしい。
まー、北欧発のフライトだったらみんなサーモン選択するよね。
そんな訳でおいらは和食に変更。
実はJALのビジネスクラスで和食を選択するのは今回が初。
いつもは貧乏根性丸出しで洋食のビーフを選択するのだが、今回は欧州滞在後の帰国便ということとラウンジで少し食べてきたことなどもあり、ビーフには食指が伸びず、めでたく和食を選択することとなった。
まずはおつまみとドリンク。
おつまみミックスとドリンクだと思っていたら、陶器の器でナッツが出てきたのが新鮮だった。
ドリンクはモクテルのももとぶどうフィズをオーダー。
彩御膳。
洋食に比べると多くの食材が入っていた、色々楽しめた。
右上の小鉢にはいぶりがっこが入っていて、海外発のフライトでいぶりがっこを食べられたことに嬉しくなり、一人にやけていた。
メニューはロンドンの日本料理屋のシェフが監修とのこと。右下にビーツスライスが入っていたが、海外野菜を上手く使っていると感じた。
強肴、ご飯、味噌汁、香の物。
強肴はフィンランド産豚の角煮、サーモン柚子味噌焼き。
メニュー変更時にちゃんとメニューを見ていなかったが、和食でもサーモンを食することができた。
豚の角煮の下にジャガイモ餡があり、こちらを先に食べるのがおススメとのこと。
こういうアドバイスができるのは日本航空ならではだな。海外航空会社では絶対真似できない。
唯一残念だったのは味噌汁の塩味が少々強かったことかな。
ヘルシンキ時間で21:00頃、日本時間で3:00頃なので、少し寝ることにします。
CAさんにエアウィーヴの敷布団を出してもらい、横になります。
4時間くらい寝ようと思っていたのですが、爆睡したようで6時間寝ていました。
起床後、アラカルトメニューの洋食セット(野菜のフリッタータ、ヨーグルト、パン)を頂きます。
食後、パソコンを広げて作業していると、アラカルトメニューがラストオーダーということで案内がありました。
些細なことですが、アラカルトメニューのラストオーダーで声かけてくれるのは意外と貴重で、アラカルトメニューを提供しているマレーシア航空やカタール航空ではこういうことはしてくれません。
こういうところにファイブスターエアラインの風格を感じます。
せっかくなのでカレーとデザートにアイスクリームをオーダーします。
ところが、ここで問題が。
アイスクリームがすべて出てしまったとのこと。代わりにフルーツの代替案を出していただいたので、有難く乗っかります。
JALが凄いなーと感じたのは、アイスクリームの一件がチーフパーサーにも共有されている点。わざわざチーフパーサーが謝りに来てくれ、お菓子を頂きました。
こういうマイナスをプラスに持っていける力が凄いと思った。
アラカルト:野菜カレーとミニサラダ
アラカルト:フレッシュフルーツとコーヒー
食事が終わると着陸態勢に入り、CAさんがご挨拶にきてくれた。
バスケットにスナックが入っていて、あられミックスとドライ納豆を一つづつ頂いたら、サービスでもうひと袋づつくれた。
今回のフライトは機内食のチェンジがあったり、アイスクリームが食べられなかったりとハプニングもあったが、和食を頂く機会を得られたり、お土産のお菓子をたくさん頂くことができていいフライトだった。
13時間強のフライトだったが、ビジネスクラスは快適で、もう5時間は乗れると思った。
いろいろ振り返っているうちに羽田に着陸。
今回はワンワールド特典航空券のフライトだが、東京への途中降機は既に使ってしまったため、東京は乗り継ぎ扱いにしてこのまま大阪に飛びます。
【Playback of flight JL48 on 12th OCT 2024】