このたび、当社で使用している生産管理システム及び基幹システムの一部のサーバーが、ランサムウェアの被害に遭い、保管していた情報の一部が暗号化される事案が発生した(以下「本件」といいます。)ことをお知らせします。
当社では、本件の対応にあたり対策本部を設置し、外部専門家の助言を受けながら、影響範囲等の調査と復旧への対応を進めております。
被害の全容を把握するにはいましばらく時間を要する見込みですが、現時点までの経緯及び当社の対応について、下記のとおりご報告いたします。
1. 発生事象
(1)概要
(※1)生産管理システムとは
(※2)基幹システムとは
(※3)バックアップシステムとは
(2)漏えいのおそれのある情報
現時点までに当該システムに保管していた情報の漏えいの事実は確認しておりません。しかし、漏えいのリスクは否定でいないため、対象情報の特定、監視は引き続き継続して参ります。
(3)生産及び出荷等への影響
本件の発生及び生産管理システム停止からバックアップシステム稼働までの期間における生産及び出荷に関連する業務が遅延した影響で、一部の製品に生産の遅れや出荷業務の停滞が発生し納期遅延などの影響が生じています。
平常時と同等の業務提供体制の構築には期間を要する見込みでございますが、お取引先への製品の納入等が滞ることのないよう鋭意対応してまいります。
2. 当社の対応の経緯
当社の対応の経緯は次のとおりです。
警察及び個人情報保護委員会への報告を行うともに、引き続き同行政機関からの助言のもと、対応を進めてまいります。
2024 年 9 月 14 日
2024 年 9 月 15 日
フォレンジック調査、情報流出監視を開始
セキュリティ強化策の検討を開始
管轄警察署および個人情報保護委員会に報告
当社ホームページにお知らせ文書掲示
2024 年 9 月 15 日~2024 年 9 月 26 日
アンチウイルスソフトによるウイルス検知と駆除継続
バックアップシステム稼働準備と安全確認
2024 年 9 月 27 日
3. 今後の対応
当社は、引き続き外部専門会社及び警察と連携のうえ、生産管理システムの再構築、再稼働に向けた対処を講じるとともに、本事案の再発防止策の策定と実行を進めてまいります。
また、本件により漏えいのおそれのある個人情報等の対象者につきましては、漏えい等対象者が特定でき次第、速やかに通知を行う予定としております。
4. 業績への影響
本件による業績への影響については精査中であり、今後の業績に重大な影響が認められる場合には速やかに公表いたします。
【2024年9月15日リリース分】