【セキュリティ事件簿#2024-577】損害保険ジャパン株式会社 当社業務委託先鑑定会社におけるランサムウェア被害に伴う情報漏えいのおそれについて 2024/12/26

 

当社が損害調査業務の委託契約を締結している東京損保鑑定株式会社(以下、「東京損保鑑定」)において、第三者の不正アクセスによるランサムウェア被害が発生したことを10月7日(月)に当社公式ホームページにてお知らせいたしました。その後、東京損保鑑定による調査が完了したとの報告を受けましたので、以下をお知らせいたします。

12月18日(水)時点で漏えいした事実は確認されていません。お客さまにはご迷惑とご心配をおかけすることになり深くお詫び申し上げます。東京損保鑑定社に対し、調査結果を踏まえた再発防止策の徹底を求めていくとともに、当社においても、その他の委託先も含め、より一層の管理体制の強化に努めてまいります。

1.調査結果

本件が発生して以降、東京損保鑑定において、外部機関に委託しフォレンジック調査が実施され、12月18日(水)に調査結果の報告を受けました。概要は、以下のとおりです。

・サーバー及びVPN装置の通信に係るログが一部欠落していましたが、残存していたログからは、外部への情報送出の痕跡等、情報が漏えいした事実の確認はできませんでした。

・サーバーの各種ログからは、不正アクセスを受けたサーバーは2台にとどまり、同社の社内ネットワークのその他装置等に対する探索行為及び不正アクセスの痕跡等は確認されませんでした。

・ランサムウェア攻撃で暗号化されたサーバー2台のデータ復旧が困難であったため、お客さまのお名前、情報の種類等、サーバーに保存されたお客さま情報の詳細について特定には至りませんでした。

2.お客さま情報が漏えいしたおそれがある件数

サーバー外に保管されていた同社の会計データおよび当社の保有する会計データから、お客さま情報が漏えいしたおそれがある件数は約38,000件です。

なお、お客さまのお怪我に関する情報、クレジットカード・銀行口座等の情報は含まれておりません。

3.当社の対応

情報漏えいのおそれが生じたお客さまのうち、ご連絡先等が特定できた方に対し、順次お知らせいたします。なお、特定できなかった場合は、本公表をもって通知と代えさせていただきます。

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