宮崎県延岡市は、職員が個人情報を含む業務データを別の職員へメール送信した際、関係ない第三者に送信するミスがあったことを明らかにした。
同市によれば、2022年5月10日17時過ぎに同市職員が、業務で用いる表計算ファイルを、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者となり、自宅待機する別の職員へメールで送信しようとしたところ、第三者のメールアドレスへ誤送信するミスが発生したもの。
同ファイルには、新型コロナワクチン接種の国補助事業の支払いに関するデータが記録されており、関連業務を行った個人や法人の名称、住所、支払金額など138件の情報が含まれる。ファイルにパスワードなどは設定されていなかった。
自宅待機していた職員は、5月10日に提出期限の書類が未提出であるとの連絡を受け、自宅のパソコンで提出書類を作成しようと、私的に利用するフリーメールのメールアドレスへデータ送信を別の職員に依頼。
依頼を受けた職員が応じてデータを送信したところ、メールアドレスの入力を誤り、関係ない第三者へ送信してしまったという。