【セキュリティ事件簿#2023-428】株式会社GENOVA 「NOMOCaオンライン診療」サービス一時停止のお知らせとお詫び

 

拝啓 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

弊社が提供するオンライン診療サービス「NOMOCaオンライン診療」が現在サービスを一時停止しておりますことをお知らせいたします。お客様には多大なご心配、ご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

1.今回の経緯について

医院様より「NOMOCaオンライン診療」のシステムからメール通知が届かない旨の問い合わせを受け、開発会社に調査を依頼しましたところ、NOMOCaオンライン診療システムで利用しているクラウドサーバーより、大量のスパムメールの送信を行われていたことが判明しました。そのため、クラウドサーバーにてNOMOCaオンライン診療のサーバーがスパムであるとみなされ、メール送信機能が強制停止し、弊社の通知専用メールが使用不可となった結果、NOMOCaオンライン診療が利用できない状況に至りました。

2.情報流出について

今回の事象において、情報流出は一切ございません。ご利用者である各医院様のユーザーIDおよびパスワード、並びに各アカウントに登録されている患者様情報の個人情報等、サービスご利用者様の情報へはアクセスされていないことを確認取れております。

3.発覚日時

2023年10月16日 13時42分

4.発生原因

クラウドサーバーのログを確認しましたところ、弊社外注先の開発要員が利用するアカウントで、一連の不正操作が行われたアカウントの新規発行が確認されました。当該開発要員がこの操作を行った認識がないことから、この開発要員が利用するPCがウィルス、スパイウェア等へ感染し、発生した可能性が高いと想定しております。

5.再発防止対策

・システム開発側にて「多要素認証」を行っていないアカウントの根絶、および定点観測等の監視体制の強化

・コンソールへの IP アドレスによるアクセス制限

・外注先会社のウイルス・スパイウェア対策の徹底と履行状況の確認

6.お客様へのお願い事項

弊社サービスをご利用の医院様のユーザーID/パスワードの流出はございませんが、患者様が何らかのスパムメールを受け取り、万一、医院様へお問い合わせがあった際には、弊社のサポートセンターへのご連絡を促して頂きますようお願い致します。

リリース文アーカイブ