【セキュリティ事件簿#2023-426】公立甲賀病院における個人情報を含む USB メモリの紛失について


令和 5 年 10 月 20 日(金)午前、当院外科医師が所持していた個人情報入り USB メモリが紛失したことが判明しました。このたびの事案が発生しましたことにつきまして、患者さん並びに関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし、市民の皆様の信頼を損ねることになったことに対しまして、深くお詫び申しあげますとともに、個人情報取扱いの仕組みの見直しを含め再発防止に努めてまいります。

1 概要と事実経過

令和 5 年 10 月 20 日(金)午前、外科医師が所持していた個人情報入り USB メモリを院内にて紛失したとの報告が入りました。すぐに本人に聞き取りを行ったところ、10 月 17 日(火)に本人が手術着のポケットに USB メモリを入れたところまでは確認ができました
本人が 19 日(木)に USB メモリのデータを自己研鑽のために使用しようとしたところ、ないことが発覚し、身辺をくまなく探すも発見できませんでした。20 日(金)に本人から外科主任部長を通じて、院長へ報告がされました。

その後、院内において捜索を行いましたが発見には至りませんでした。

23 日(月)17 時時点で情報が漏えいした事実は確認していません。

2 紛失した USB メモリに含まれる個人情報

腹腔鏡手術の録画映像 5 名分(動画開始時には患者さんの氏名と生年月日の表記あり)

3 判明後の対応

令和 5 年 10 月 23 日(月)に、USB メモリに含まれる個人情報の対象となる 5 名の患者さんに謝罪及び経過説明を行いました。

4 原因

手術着に入れた USB メモリが、いつの間にか紛失していたことが直接の原因となります。

5 再発防止について

当院といたしましては、これまでも職員に対して個人情報の管理を指導していたにもかかわらず、このような事案を起こしたことについて深く受け止めております。

すぐさま、再発防止策として動画から個人の特定ができないよう対策を講じました。また、パスワード管理のできる USB メモリの運用整備を視野にいれ、個人情報を適切に取扱いをすること及び個人情報保護に関する規程を点検する等、管理の徹底を指導してまいります。

また、院内で今回の事案を共有するとともに注意喚起を図り、個人情報の管理の徹底と、さらなる意識の向上について指導し、再発防止に努めてまいります。