読売新聞は、「読売新聞オンライン」の会員情報を管理するシステムが不正アクセスを受けたことを明らかにした。
読売新聞グループ本社によると、2022年7月2日17時40分ごろより、同サービスに対して不正アクセスが行われたもの。同月4日17時ごろにかけて約3万件のログインが行われたが、正規のアクセスと不正アクセスが混在したという。不正アクセスの具体的な件数についてはわかっていない。
本誌では同社を取材し、被害へ気がついた経緯、普段のログイン件数、期間中に行われたログインの試行回数などを尋ねたが、セキュリティに関わるとして回答は得られなかった。
同社では、会員情報の流出を防止するため、ログインのあった会員のパスワードを無効化。対象となる会員にパスワードの再設定を依頼した。
ログインに用いられたID、パスワードの入手元は不明。同社経由の情報流出については、7月5日の時点で確認されていないとして否定している。