マイクロソフトのコラボレーション環境「Teams」に障害が発生し、不特定多数の人がビデオ/オーディオ会議の機会や、ドキュメントにアクセスする機会を失いました。
Microsoftは、2022年7月21日01:47(UTC)にこの問題を認め、対応に着手しました。
当初は小規模なMicrosoft Teamsの障害でしたが、Exchange Online、Windows 365、Office Onlineなど、Teamsを統合した複数のMicrosoft 365サービスにも障害が発生しています。
接続障害を引き起こした問題は、内部ストレージサービスへの接続が壊れていることを特徴とする最近のデプロイメントであると発表しました。
しかし、Teamsだけでなく、Microsoft 365のさまざまなサービスに接続できないとの報告がユーザーから寄せられ、障害の影響を受けています。
マイクロソフトは、この問題を確認し、その後のMicrosoft 365の停止は、Teamsの統合されたサービスのみに影響したと述べています。
「Microsoft Word、Office Online、SharePoint Onlineなど、Teamsを統合した複数のMicrosoft 365サービスへの影響を確認しています。」とマイクロソフトは説明しています。
同社がMicrosoft 365 Serviceのヘルスステータスページでさらに詳しく説明しているように、影響を受けたユーザーは、以下のサービスのいずれか、または複数に問題が発生したとのことです。
- Microsoft Teams (Access, chat, and meetings)
- Exchange Online (Delays sending mail)
- Microsoft 365 Admin center (Inability to access)
- Microsoft Word within multiple services (Inability to load)
- Microsoft Forms (Inability to use via Teams)
- Microsoft Graph API (Any service relying on this API may be affected)
- Office Online (Microsoft Word access issues)
- SharePoint Online (Microsoft Word access issues)
- Project Online (Inability to access)
- PowerPlatform and PowerAutomate (Inability to create an environment with a database)
- Autopatches within Microsoft Managed Desktop
- Yammer (Impact to Yammer experiments)
- Windows 365 (Unable to provision Cloud PCs)
トラフィックを正常なサービスにリダイレクトして影響を軽減した後、遠隔測定によりMicrosoft Teamsの機能が回復し始めたと述べています。
出典:Microsoft Teams outage also takes down Microsoft 365 services
出典:Microsoft Teams outage widens to take out M365 services, admin center