兵庫県警の男性警部が無許可で捜査資料を持ち出し、飲酒後路上で寝込んで紛失


兵庫県警は2022年8月14日、生活経済課課長補佐の男性警部(49)が捜査資料などが入ったかばんを紛失したと発表した。資料には事件関係者約400人分の個人情報が載っていたが、県警によると情報の悪用などは現時点で確認されていない。男性警部は当時、酒に酔っていたという。

同課によると、男性警部は12日夕、警察署から資料を持ち出した。同日午後8時半ごろから部下2人と同県西宮市の阪急西宮北口駅近くの居酒屋で飲食し、ビールや焼酎などを7杯程度飲んだ。午後11時ごろ解散し、徒歩で帰宅途中に同駅近くの路上で寝込み、13日午前5時ごろに目覚めた際にかばんがなくなったことに気付いた。

資料には、逮捕した容疑者や事件関係者の氏名、住所などが記載されていた。資料の持ち出しは許可されておらず、内規違反に当たるという。