大分県日出町教育委員会、個人情報入ったUSBを職員が紛失


日出町教育委員会は、およそ120人の住所や電話番号などが保存されたUSBメモリーを紛失したと明らかにしました。

日出町教育委員会によりますと、紛失したUSBメモリーには町が主催する講座に申し込んだ人など、町外の6人を含む121人分の氏名や住所、電話番号が記録されていました。

紛失したのは講座の業務を担当する社会教育課の職員で、自宅で業務を行うために持ち帰り、2022年7月27日、紛失したことに気づいたということです。

町では業務で扱う個人情報は使用目的などを事前に申し出て、許可された場合に限り持ち出すことができますが、職員は申し出をしていませんでした。

日出町教育委員会では、個人情報の外部への漏えいなどはこれまでに確認されていないとしていますが、該当する人に対し4日から説明と謝罪を行っているということです。

日出町教育委員会の堀仁一郎教育長は、「ご心配、ご迷惑をおかけし、おわび申し上げます。徹底すべき個人情報の管理を怠っていたことは教育委員会だけの問題ではなく、町全体として襟を正していきたい」と謝罪しました。

町では今後、個人情報管理の重要性を改めて職員に指導するほか、USBメモリーなど記録媒体の管理を徹底し、再発防止に努めるとしています。