岡山県「きらめきプラザ」で、入居団体共用ネットワーク機器の管理用ID、パスワードが書き換えられる


岡山県は2022年11月27日、県所有のきらめきプラザ(岡山市北区南方)の入居団体が共同使用するネットワーク機器が不正アクセスを受けたと発表した。外部からの侵入を防止する「ファイアウオール」と呼ばれるシステムで、管理用のIDとパスワードが書き換えられていた。情報漏えいなどの被害は確認されていないとしている。

きらめきプラザは県が指定管理者に運営を委託し、ネットワークは民間の福祉関連23団体が使用。25日夕、県警から「パスワードなどが流出している」と連絡があり、同日中にネットワークのソフトウェアを安全性能の高い最新版に更新した上で、IDとパスワードを新たに設定した。

県によると、現時点で各団体の情報端末には不正アクセスやコンピューターウイルス感染の形跡はないという。県保健福祉課は「ソフト更新の準備を進めていたが、間に合わなかった。今後は早急な対応を徹底したい」としている。

きらめきプラザに入居している県消費生活センターなど県出先の11機関は別のネットワークを利用しており、影響はなかった。