富山市の八尾中学校で全校生徒の成績などの情報を共有ファイル上で一部の生徒が見ることができる状態になっていたことがわかり、富山市教育委員会は全校生徒に説明するとともに謝罪しました。
富山市教育委員会によりますと共有ファイルで見ることができる状態になっていたのは富山市立八尾中学校の全校生徒447人分の学力テストの合計点や学年の順位などの情報です。
生徒会の委員会活動のために教員が別の教員からデータを受け取った後、成績の情報が含まれていることに気づかないまま、2022年10月7日に共有ファイルにあげ、委員会に所属する生徒25人が見ることができる状態になっていたということです。
この教員は10月15日に成績の情報が含まれていることに気づき、生徒が見られない状態にしましたが、管理職への報告は行っていませんでした。
また、委員会の生徒25人のうち7人がほかの生徒の成績などの情報を見ていましたが、教育委員会によりますと外部への情報流出やSNSなどでの拡散は、現時点で確認されていないということです。
富山市教育委員会は「得点や順位など成績の情報が共有されていたことが一番大きな問題」だとして20日、全校集会を開いて、生徒に説明するとともに謝罪したということです。