アドレス乗っ取られ個人情報漏えいか 伊達市、大量の不審メールも


伊達市は2022年6月24日、市が運営する簡易宿泊所「とまっぺ」の予約などに使用するメールアドレスが乗っ取られ、受信履歴に残っていた17世帯37人分の住所や氏名、生年月日などの個人情報が漏えいした恐れがあると発表した。このアドレスから、外部に500通を超える不審なメールも送信されていた。

市によると、担当職員が10日午前9時ごろ、契約しているプロバイダー名が差し出し人のメールに記載されていたURLをクリックしパスワードを入力したところ、同宿泊所のメールパスワードが漏えいしたという。プロバイダーから連絡があり、気が付いた。

市はメールアドレスのパスワード変更やメール機能の停止、ウイルスチェックなどの初期対応を行った。24日現在、ウイルス感染や外部への被害は確認されていないが、該当者に連絡を取り、被害状況の有無を確認しているという。

市の担当者は「職員の情報セキュリティー管理を徹底し再発防止を図る」とコメントした。