NHK子会社社員を懲戒解雇 2800万円分チケット換金、私的流用
仕事で使うと装って旅行会社から新幹線のチケット約2,800万円分をだまし取り、現金化して私的に使ったとして、NHKの子会社NHKグローバルメディアサービスは2021年12月10日、40代の男性社員を懲戒解雇にし、発表した。
同社によると、社員は2021年7月~10月、取引先プロダクションの架空の出張名目で85件約2800万円分のチケットを旅行会社から受け取り、JRの窓口で払い戻して、自身のローンの返済などにあてていたという。代金は未払いで、グローバル社が弁済した。
2017年から今年7月までに同様の方法で購入、現金化したチケットは計約1億5千万円分にのぼり、代金は新たなチケットの払い戻しなどで支払ってきたといい、今回の未払い分も「いずれは返すつもりだった」と話しているという。
同社は告発などについて警察と相談しているといい「あるまじき行為であり、深くおわびいたします。再発防止に向けて全社的な取り組みを徹底してまいります」とのコメントを出した。