群馬大が不正アクセスを受け、57万件の迷惑メールが送信される(転載)


迷惑メール 群馬大から57万件送信 不正アクセス原因 被害は未確認:東京新聞 TOKYO Web tokyo-np.co.jp/article/142728
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群馬大のメールサーバーが不正アクセスを受け、学外を含めて計約57万件という膨大な迷惑メールが送信されていたことが2021年11月13日、分かった。群大は発生した九月下旬から現在までに、被害や情報の流出は把握していないが、陳謝して再発防止策を講じた。県内の大学では、高崎経済大でも不正アクセスにより迷惑メールが大量に送信される事態が起きている。

群大によると、不正アクセスを受けたのは、協力研究員、同窓会や後援会などの関連団体と業務委託先の関係者らが利用するサーバー。学生や教職員が利用するシステムからは独立し、学生などに被害はない。

利用者一人分のアカウントが不正アクセスを受け、迷惑メールが9月21日〜24日に三回に分けて計約33万のアドレスに送信された。迷惑メールは大学関係者以外の外部にも送信されたという。

同24日、利用者から大量のエラーメールが返信されたとの報告があり、事態が発覚。迷惑メールには英文が含まれ、情報流出が懸念されるウェブサイトへ誘導するような記載があったという。事態を受け、群大はサーバーに学外からのアクセスを制限し、その後にサーバーを廃止した。

群大は「関係者の皆さまに大変なご迷惑を掛け、深くおわびします。極めて重大な問題と受け止め、このような事態が二度と起こらないよう一層の情報管理の徹底を図り、再発防止を講じる」と謝罪している。

県内の大学では、高経大でも6月、教員一人のメールアカウントとパスワードが不正利用され、約六千件の迷惑メールが送信された。現在までに被害や情報流出は把握していないという。