1.経緯
7月17日(水)16時頃水道マッピングシステム(株)から、再委託先である東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)のネットワークに対し、不正アクセスによりサーバーに保管されている奈良市企業局で使用する水道管内の水圧・流量解析等に用いる各水栓における使用水量の情報が一時的に閲覧可能であったとの連絡があり、情報流出の可能性が判明しました。
2.対象の情報
(1)データの種類 各水栓における使用水量情報
(2)件 数 2,263件
(3)データ項目 水栓番号、使用水量
使用者名(主に使用量が多い使用者のみ)
(4)年 度 平成21年度(検針月は不明)
※現在この解析業務については企業局直営で実施していることから、データの受け渡しは行っていませんが、平成21年度当時は解析業務を実施した初期段階であったことから、システムの稼働確認等を行うためデータを委託先に渡したものであります。
3.現在の状況
外部への情報流出の可能性について、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)は、個人情報保護委員会へ報告し、警視庁や独立行政法人情報処理推進機構(IPA)をはじめとした外部の専門機関の協力も得て調査を進めており、現在その痕跡は確認されていないと報告を受けております。
なお、不正アクセスを受けた東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)のネットワークは、不正アクセス確認後速やかに接続遮断を行い、外部からはアクセス出来ないよう対策を行ったとの報告を受けています。
4.今後の対応
情報が流出した可能性のあるお客様への連絡等については、水道マッピングシステム(株)と連携して速やかに進めてまいります。
水道マッピングシステム(株)から今回の一連の経緯について詳細な報告を受けるとともに、開発終了時に適切にデータが消去されなかった原因究明を求めていきます。その上で、再発防止に向けた必要な対策を検討していきます。