【セキュリティ事件簿#2023-458】ヤマハ発動機株式会社 フィリピン子会社に対する不正アクセスについて

 

このたび、ヤマハ発動機株式会社(以下、当社)のフィリピンにおける二輪車製造・販売子会社「ヤマハモーターフィリピン(以下、YMPH)」が管理する一部のサーバに対し、第三者による不正アクセスおよびランサムウェア攻撃(以下、本攻撃)を受け、YMPHが保有する社員情報の一部が流出していることを確認しましたので、お知らせいたします。

本攻撃の判明以降、当社IT部門とYMPHによる対策チームを設置し、外部のセキュリティ専門会社の協力を得ながら、被害拡大の防止措置を講じた上で、影響範囲等の調査と復旧への対策を進めています。被害の全容を把握するには、一定の時間を要する見込みですが、現時点で判明している内容については下記のとおりです。

関係の皆さまにはご心配とご迷惑をお掛けすることとなり、お詫び申し上げます。

1.経緯

10月25日、YMPHがランサムウェア攻撃を受けていることを確認しました。同日、当社IT部門とYMPHによる対策チームを設置し、外部のセキュリティ専門会社の助言を受けながら、被害拡大の防止措置、影響範囲等の調査と復旧への対策を進めております。

 10月27日、YMPHは、フィリピン当局へ報告しました。

 11月16日、YMPHで保有する社員情報の一部が流出していることを確認しました。

2.現在の状況と今後の対応

現在、YMPHの本攻撃被害に遭ったサーバ以外のシステムは復旧しています。本攻撃はYMPHが管理する一部のサーバへの攻撃に留まり、本社を含めた当社グループへの影響はないことを確認しています。引き続き監視を継続するとともに、被害のあったYMPHのシステムの早期の全面復旧に向けた対応を継続いたします。

リリース文アーカイブ