最近、県立浜松湖南高校のサッカー部の保護者会が管理していたUSBメモリが、顧問の教員が紛失したことが発表されました。このUSBメモリには、2014年度から2021年度までの間に在籍していた約280人分のサッカー部員の個人情報が記録されていました。氏名や住所、電話番号、さらには顔写真も含まれていました。保護者会の役員の情報も含まれていたようです。
県教育委員会によると、USBメモリは普段保護者会が保管していましたが、新年度を控えた3月下旬に、情報を更新するために紙の資料と一緒にサッカー部の顧問の教員に渡されたとのことです。教員は職員室でUSBメモリを保管していましたが、2023年4月10日に返却のために探したところ、USBメモリだけが見つからず紛失したことに気付いたそうです。教員は「どこに保管していたか覚えていない」と話していて、全職員で職員室を探しましたが見つかっていません。
幸いなことに、今のところこの個人情報が悪用されたという報告はありませんが、県教育委員会の高校教育課は「このような事案が起きたことは深刻に受け止めている。全県立学校に再発防止の徹底を注意喚起する」としています。