【セキュリティ事件簿#2023-130】愛媛県東温市 「優越感」の魅力に取りつかれてデータを不正持出した職員が処分される


東温市の市役所で、なんとシステム管理者権限を悪用して、市長を含む職員363人分の給与明細データを不正に複製!さらに、監視カメラの管理サーバーからは、複数の女性職員の画像データも盗んでいたとか!

そして、その犯人はなんと、市社会福祉課の男性主任主事(34)!しかも、この職員、おととしの12月に給与明細書のデータをUSBで持ち帰って自宅のパソコンに保存していたというから、計画性もあるようですね。

一般市民の被害や個人情報の外部漏えいは確認されていないとのことですが、それでもこれだけの悪事を働いたので、停職4カ月の懲戒処分は当然でしょう。市長も『市政や公務員への信頼を大きく失墜させたことは誠に遺憾であり、市民に深くおわびする』とコメントしています。こんな事件が二度と起こらないよう、綱紀粛正に努めてほしいものです!