ベンダーロックインを解きほぐしていくために。AWSからホワイトペーパーを発行。
2021年6月に 『Unpicking Vendor Lock-in』と題された英語版のホワイトペーパーが発行されました。今回、 日本語版『ベンダーロックインを解きほぐしていくために』のダウンロードが可能となりましたことを、お知らせします( こちら)。────下記のような論点を踏まえることで、”難問”として捉えられがちなベンダーロックインの解消は、徐々に解きほぐしやすい(訳注*英文版の原題の”Unpick”)なものになっていく──とAWSでは理解しています。ぜひ、 ホワイトペーパー本体をダウンロードいただき、お読みください。キーコンセプト①:選択の自由はお客様に
本ホワイトペーパーで強調されている第一のポイントは、お客様自身がどのクラウド、どのサービスを使うか、そして「いつ」「どのように」他社のクラウドに移行するかの決定権を完全に有する──という点です。いずれのCSP(クラウド・サービス・プロバイダー)やアプリベンダー、システム・インテグレーターも、技術的・契約的な囲い込み手段を弄するべきではない、との前提が記載されています。
キーコンセプト②:スイッチングコスト
「ベンダーロックイン」は回避され、解消されるべきです。しかしそれは、「スイッチングコスト」が常に”ゼロ”であることを意味しません。「スイッチングコスト」は、金銭的・時間的・工数的に必ず多かれ少なかれ生じます。そのコストをどこまで許容できるか、事前に正確に見積もれるか──これらの論点の深堀りと大まかな把握が、ベンダーロックインの回避・解消には有効です。
キーコンセプト③:移行を容易にするAWSのサービス群
本ホワイトペーパーの後半は、AWSからの(from) / AWSへの(to)「データ移行 / 環境移行」を容易にする多数のサービスの紹介に当てられています。お客様自身が望めば、可及的速やかにクラウドを「Switch(乗り換える)」することは容易であるべきですし、AWSを含むCSP(クラウド・サービス・プロバイダー)はそれを全力でサポートするべき──との考えが記載されています。
英語版ホワイトペーパー『Unpicking Vendor Lock-in』
日本語版『ベンダーロックインを解きほぐしていくために』(バックアップ)