HafHは宿泊のサブスクリプションサービス。他のサービスと比べると少ない宿泊数(最小で1泊/月)、豊富なラインナップ(ゲストハウスから高級ホテルまで)で割と人気かなと思います。
当初はまあ、色々問題があっておやすみしてたんですけど、再加入した次第。
なおこの記事の記載はすべて2022年2月時点でのものなので、コイン数の変動等によって状況が変わる可能性があることには注意。
HafHのしくみ
HafHの利用はまず登録して、プランを選択する。
プランは月の泊数によっていくつかあり、
- スタンダード(月3泊)
- ライト(月1泊)
- スタンダードプラス(月5泊)
- プレミアム(月10泊)
- プレミアムプラス(制限なし)
で、それぞれ
- 月額¥9,800
- 月額¥2,980
- 月額¥15,800
- 月額¥30,800
- 月額¥82,000
となっている。
で、この泊数がすべて利用できるわけではないのがミソ。
もう一つのしくみとしてコインがあり、宿泊時にはこのコインを消費して宿泊をする。
つまり、泊数だけあってもコインが足りないと宿泊できない、という仕組みになっている。
プランの泊数通りには泊まれない仕組み
で、ビジネスホテル1泊するためにはおおむね200コイン、ちょっと良いビジネスホテルやコンセプトホテル(NOHGAとか)あたりは300~500コイン、高級グレードだと1000コイン以上のホテルも結構ある。
毎月の付与コイン数が3泊できるスタンダードで200コイン、5泊で350コイン…。つまり、ホテルを利用する場合にはプランの泊数通りに泊まれない月が必ず発生する仕組みになっている(ドミトリーなら泊まれるけど…)。
余った泊数はコインに変換可能
余った泊数はどうするか?というと…コインに変換することが可能。1泊が50コインもしくは55コイン。少ないですね。
コインの獲得方法が少ない
コインの獲得の種類は、
- プラン更新時(月一回)
- 余剰宿泊数の変換(1泊あたり50~55コイン)
- キャンペーン
- 友人紹介
くらいしかない。
年間のランニングコストを計算してみる(そこまでお得ではない)
で、とりあえず最も普通なプランであるスタンダードを利用することを考えてみる。
付与されるのは200コイン。さらに紹介で100コインをもらって、ひとつき目が300コインと考え、さらに毎月キャンペーン等で50コインが付与される、という計算で考える(これにプランごとのコイン、利用しなかった際のコイン変換を加算する)。
1泊200コインの施設を利用する場合はおおむねプランの泊数に対して50~60%の宿泊数しか使えない。スタンダードプラス、ライトでも同様。
さらに、300コインだと35~45%となり、コイン数が上がれば上がるほど既定の泊数を利用するのは難しくなる。
で、1泊200コインの宿の相場はといえば…。
コンフォートホテル東京六本木は5500円程度。175コインのベストウェスタン東京赤坂が6500円程度。というわけで、おおむね6000円で200コイン、という感じの価格設定になっているんでしょうか。多少の揺れはあるにせよ。
コイン利用額を上げると、泊数が減るけどそのかわり少し良いホテルに泊まれるようなかんじになっているので、なんというか…定額でHafHに貯金してるだけ、という制度ですね。
1泊あたり3000円+コインで、プランの半分の泊数しか利用できないってことなので、200コインの場合は6000円以上の宿を利用しないと損をすることに。
ちなみにドミトリーやカプセルホテルだと規定の泊数に近い宿泊が可能だけど、それだと損をする(1泊3000円より通常は安いため)。
上記のことから考えると、基本的には「払った額と同程度のホテルに泊まることができる」サービスであり、都内や大都市で使う分には別にお得でも何でもない、場合によっては損をするということがわかった。
ただ、これは宿泊費と消費コインを常に見比べて、お得な宿泊を狙うような人ならばうまいこと使えることもあるかな?というところ。ただ、制度が泊数とコインという二階建ての設計になっているため、本当にお得なのかどうかがかなりわかりにくく、万人に勧められるようなものではないです。
コロナ禍においては低価格ホテル~中級ビジネスホテルの価格差が縮小しているため、普通に宿取った方がよくない?みたいな使い方をしている人もよく見る。
また、たまにいいホテルを…となっても、ホテルは直接予約の客を最優先するので、HafHの客は割を食うことが多いかと思います(もちろん、客側にはわからないようになってるけど…)。そもそもコイン数高過ぎ問題もありますが。
もうちょっとコインの調達方法がどうにかならんかなというところ。今回指摘したような「実際はお得じゃない」感は、工夫次第でお得に使えるような制度に出来ると思うんですよね。
たとえばアクティビティ予約サービスと提携してコインが付与されるとか、現地で食事したらコインが付与されるみたいなエコシステムがあるともう少し使う気になるかなというかんじがします。
LUUPとかサイクルシェアみたいな、ラストワンマイルのモビリティとの組み合わせがあると面白いんじゃないかなとか。
ー2021年8月26日掲載記事ー
現在、テレワーク中心の企業では自宅以外に、ホテルや避暑地でも十分仕事をこなせる時代でしょう。
中には賃貸を解約して、ホテルを転々とする方も多くいるそうです。
そんな状況下で、世界中の施設を定額で利用できるサブスクが話題。
毎月、“定額料金”を支払うことで全国の提携している施設を“無料”で利用することができるサービス。
正直な話、上記のサービスだけで生活されているという方もいます。
そんな”HafH”の気になる料金は以下のプラン別で分かれています。
ピンからキリまで様々となります。
ただ、この”HafH”の最大の魅力というのは、プランの上下により利用できる宿泊施設が違うということは無く、数字が上下するのは“宿泊日数”だということでしょう。
つまり“3000円”の下位プランを契約したとしても“1泊”であれば“高級ホテル”でも泊まれる仕組み。
提携する”高級ホテル”も名立たる一流の名がズラリと並んでいます。
- プリンス京都宝ヶ池
- ストリングスホテル名古屋
- ハイアットセントリック金沢
- 沖縄ハイアット瀬良垣
など。
そして、決め手はこの“定額料金”
“初月は無料”と大盤振る舞いです。
つまり、登録完了すれば“無料”で“高級ホテル”を利用できるのです。
このコロナ禍で疲れ切った心身も一流のサービスで癒されることで心機一転できるかも知れませんね。