みすぼらしい銀行で2021年から通算11回目のシステム障害を実施


みずほ銀行 システム障害 一部のATM不安定に

またしてもシステム障害――。みずほ銀行は2022年2月11日、午前9時ごろから一部のATMが不安定になり、利用できなくなる障害が起きたと発表。保守点検のため111か所でATMの利用を休止し、午後4時半ごろに復旧したが、原因は分かっていないという。みずほ銀行のシステム障害は、2021年2月以降で実に11回目。3連休の初日とあって、利用者たちは怒りを隠せない。関連ワードが複数トレンド入りしたツイッターには「ATMというより、みずほ銀行の経営陣に障害ありそう」「もはや恒例感」「安定のみずほクオリティー」など、怒りを通り越してあきれ返ったコメントであふれた。

みずほ銀行では、2021年2~3月という短期間のうちに4回のシステム障害が発生。さらに8~9月の間にも4回発生している。あまりに頻発するシステム障害に監督官庁である金融庁も激怒。9月と11月に業務改善命令を出している。しかし金融庁や国民の怒りの声は届かなかったのか、2021年12月と2022年1月にもシステム障害が発生し、メガバンクにあるまじき醜態をさらし続けている。2002年に第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が統合して生まれたみずほ銀行は、当初からプライドのぶつかり合いがあってシステムを一元化できなかったのは有名な話だ…。

「問題を解決するため、巨額費用をかけて19年にシステム統合が完了したが、それでも問題は収まっていない。新システムも旧3行のシステムの継ぎはぎ。加えて経営陣がシステム保守を軽視して、新システム稼働後に担当者を大幅削減したことも、問題に拍車をかけている」

現代社会において銀行は世界中とネットワークでつながり、巨大な社会インフラとなっている。そう頻繁にシステム障害を起こされては利用者もたまらないが…。