【セキュリティ事件簿#2023-333】神栖市 教職員によるUSBメモリ紛失について 2023年8月25日


市立小学校に勤務する20代教員が、児童の個人情報が入ったUSBメモリを紛失する事案が発生しましたので報告いたします。

USBメモリには、当該教員が担当する5,6年生全員の氏名や1学期の成績等が保存されていました。

本事案につきましては、当該教員が警察に遺失物届けを提出しましたが、現在のところまだ発見されておりません。なお、現時点で個人情報の流出は確認されておりません。

事案の経過

8月7日(月曜日)

当該教員が夏季休業中に新学期の授業準備をするため、校長の承認を得て、校内職員共有ハードディスクからUSBメモリへデータをコピーし、校内設置の「校外への個人情報持ち出し記録簿」に必要事項を記入後、USBメモリを自宅へ持ち帰った。

8月13日(日曜日)

当該教員が自宅で、USBメモリがなくなっていることに気づき、校長へ連絡。

8月18日(金曜日)

校長から市教育委員会へ報告。

8月22日(火曜日)

当該教員が警察署へ遺失物届を提出。

個人情報の内容
  • 担任学級の国語、算数、図工、体育の1学期の成績
  • 5,6年生の教科担当をするクラスの社会科の1学期の成績
  • 運動会の実施計画書
今後の対応

当該教員は、学校の「個人情報取扱い要項」に従い、学校の許可を得て校外に個人情報を持ち出し紛失したことから、教育委員会では再発防止のため、市内全校の「個人情報の取扱に関するガイドライン」等の見直しやコンプライアンス研修の実施を通して、改めて教員の厳正な服務規律の確保の徹底を図り、信頼回復に努めてまいります。