日高市立中学校において、生徒の個人情報を含む校務用USBメモリを紛失する事案が発生しました。なお、現在のところ、当該USBメモリは発見されていません。
1 事案の概要
令和5年5月 28 日(日)、当該中学校に勤務する教諭(60 代・男性)は、校務用USBメモリに保存されている生徒の個人情報を含むデータを、職員室の校務用パソコンにコピーした(当該職員はデータをコピーした後、当該USBメモリをどのように扱ったかについて記憶していない)。
5月 29 日(月)、当該職員は当該USBメモリが無いことに気づき、自宅に忘れたものと判断した。当該職員は帰宅後に、自宅を捜索したが見つけられなかった。
5月 30 日(火)~6月1日(木)の間、当該職員は自宅や校内などを捜索したが当該USBメモリを見つけることができず、6月1日(木)午後7時頃に教頭に報告し、紛失が発覚した。
2 個人情報の内容
生徒 80 名分の1学期中間試験成績(未受検者 7 名分を除く)卓球部練習試合の連絡通知(生徒 19 名の氏名を含む)卓球部用具注文票(生徒 8 名の氏名を含む)宿泊学習の際に生徒が撮影した写真データ 1,229 枚(うち生徒が識別できるものは 342 枚)指導用教材 等※当該USBメモリは「市教育委員会情報セキュリティポリシー」の規定で、校長の許可なく校外に持ち出すことを禁じていたが、当該職員は許可を得ていなかった。
3 学校の対応
6月 1日(木)~ 当該職員と管理職(校長、教頭)が校舎内外等を捜索6月 5日(月)~ 校長は事故について全職員に周知するとともに市教育委員会に報告、全職員で捜索6月 6日(火) 飯能警察署及び西入間警察署に届出の有無を確認6月 7日(水) 校長、教頭が当該職員の自宅を訪問し自宅内外を確認6月 8日(木) 飯能警察署に「遺失届」を提出6月 16 日(金) 校長は当該生徒に対し事案についての報告及び謝罪を実施臨時保護者会を午後6時から開催、事案について報告及び謝罪を実施
4 その他
6月 15 日(木)に臨時校長会議を開催し、改めて市内全校において「日高市教育委員会情報セキュリティポリシー」を徹底するよう指示する。