市立病院において、当院職員が、SNS上に担当患者1名のカルテの写真を掲載し、個人情報を漏えいさせる事案が発生しました。
現時点で情報の流出による被害等は確認されていませんが、当該患者の方に対し、ご迷惑をお掛けしたことを改めておわびするとともに、個人情報の取り扱いに係る適切な管理を徹底し、再発防止に努めてまいります。
1 事案の概要
4月15日頃、当院の職員が、担当患者のカルテに記載されていた疾病の説明について、業務の参考にするため、電子カルテの内容を印刷したものを自己のスマートフォンで撮影し、写真データを保存する目的で自身のインスタグラムに投稿した。投稿する際、当該職員は患者に関連する個人情報を全て消去したつもりだったが、写真の一部分に当該患者の氏名とIDが残っていた。
5月15日(水)に外部から匿名で指摘があり、その日のうちに当該データを削除したが、それまでの約1カ月間、当該情報が閲覧可能な状態となっていたもの。
2 対応等
5月23日(木)に当該患者ご本人へ電話し、事案の説明と謝罪を行った。
3 漏えいした個人情報
市立病院に通院している患者1名分の氏名および病名
4 再発防止策
(1) 院内の全職員に対し、個人情報の適切な管理や取り扱いについて、院内会議および文書により改めて周知徹底を図る。
(2)毎年実施している個人情報保護研修や採用職員オリエンテーションにおいて、今回の事案を実際の事故例として、適切な個人情報の取り扱いに関する認識の徹底を図る。