このたび、本学で運用している研究室ホームページのサーバが、学外からの不正アクセスを受け、改ざん・不正プログラムが書き込まれるという事案が確認され、本学が保有する個人情報が漏洩した可能性を排除できないということが判明しましたのでお知らせいたします。
本学では、個人情報の保護に関する規程、情報セキュリティ対策基準等を定め、適切な管理に努めてまいりましたが、今回このような事案が発生し、関係者の皆様に大変なご迷惑をお掛けすることとなり、深くお詫び申し上げます。今回の事態を重く受け止め、二度とこのような事態を招くことのないよう、再発防止に努めて参ります。
1.本件の経緯
令和4年10月26日(水)に外部機関より、本学が運営している研究室の外部公開ホームページ用サーバから迷惑メールが送信されている旨の通報がありました。本学が調査したところ、当該ホームページで使用しているコンテンツマネージメントシステムの管理者ID及びパスワードが詐取されたために、コンテンツマネージメントシステムに学外からの不正アクセスを受け、改ざん・不正プログラムが書き込まれるという事案が確認されました。
不正なプログラムは、当該サーバの仕様上、当該サーバ内の他のサイトの保存領域にもアクセス可能であり、当該サーバにある159サイトのうち、5つのサイトにおいて個人情報が保管されていることが判明しました。
2.漏洩の可能性のある個人情報
本学で使用していたアカウントや氏名等を含めた個人情報1,059人分
3.現在までの対応
発覚後直ちにネットワークを遮断しました。当該サーバ内において不正なユーザがないことを確認し、これまでのところ、個人情報を悪用された事実は確認されておりません。
個人情報が漏洩した可能性がある方に対して、事実関係の説明、謝罪、対応窓口の設置を行いました。
なお、個人情報を取り扱うサイトは、セキュリティが強化された別サーバに移行する等の対策を行い、運営を再開しております。
4.今後の対応
個人情報を収集・保存する目的で使用する本学のサイトについて点検・確認を実施します。
また、本学教職員・学生向けに、個人情報の漏洩が疑われる事案が発生した際の対応について改めて注意喚起を行うとともに、全教職員を対象とした情報セキュリティに関する研修を早急に実施します。