2022/06/27

尼崎市全住民の個人情報入りUSBメモリ、カバンごと発見される



尼崎市の全住民などに関する個人情報が保存されたUSBメモリを、同市委託先関係者が紛失した問題で、2022年6月24日に問題のUSBメモリが発見されたことがわかった。

今回の問題は、同市コールセンターのデータ移管作業にあたり、ネットワーク環境がなかったことから、委託先であるBIPROGY(旧日本ユニシス)の協力会社従業員が移管に必要となるデータをUSBメモリで持ち出して作業を実施したが、その後紛失したもの。

業務終了後にデータが入ったUSBメモリを所持したまま居酒屋へ立ち寄って飲食。その後帰路に向かう途中に眠り込み、翌日22日3時ごろ路上で目が冷めたときには、USBメモリが入ったカバンを紛失していた。同日報告を受けた同市では23日に事態を公表。その後も探索作業が進められていた。

当事者である協力会社従業員が、警察官同行のもと探していたところ、6月24日に吹田市内にあるマンション敷地内で紛失したカバンを発見、USBメモリを回収した。同日11時40分ごろ、委託先であるBIPROGYに報告があり、同社は同日午後、同市に発見を報告している。

同社は、紛失したUSBメモリがバックアップも含め2本だったことを明らかにしつつ、紛失当時と同じ状態でカバンに入っていたと説明。パスワードや内部のデータなども紛失当時と変わらない状態だったことを確認した。

USBメモリを紛失した協力企業従業員は、当時酒に酔っており記憶が曖昧で、発見場所で紛失したのか、第三者によって移動されたものかはわかっていない。


【全住民情報を委託先が紛失、飲食後路上で眠り込みカバンごと紛失 - 尼崎市】2022/6/24


尼崎市は、同市全住民の個人情報を含むUSBメモリが所在不明となっていることを明らかにした。問題のUSBメモリは内部を暗号化しており、ランダムな文字列のパスワードが設定されているという。

同市より住民税非課税世帯に対する臨時特別給付の業務を委託しているBIPROGYの従業員が、USBメモリを持ち運びに使っていたカバンごと紛失したもの。

USBメモリの内部には、同市全住民46万517人分の住民基本台帳に関する情報が保存されていた。氏名、住所、生年月日、性別、住民となった年月日、統一コードなど含まれる。さらに住民税の均等割額など税情報36万573件も記録されている。

さらに2021年および2022年の非課税世帯臨時特別給付金の対象世帯に関する情報も保存。あわせて8万2716世帯分にのぼり、世帯主の統一コード、申請書番号、申請受付日、申請書不達理由、振込済処理日時などが含まれる。

また児童手当に関する6万9261件、生活保護に関する1万6765件の口座情報を保存しており、金融機関や支店のコード、口座番号、口座名義など含む。

いずれも同市コールセンターにおいて、データの更新作業を行うために必要となるデータだった。持ち出しに用いたUSBメモリのデータは暗号化されており、アルファベットや数字、記号など用いたランダムの一定文字数でパスワードが設定されているという。


出典:全住民情報を委託先が紛失、飲食後路上で眠り込みカバンごと紛失 - 尼崎市

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