「怖いよ」戦死したロシア兵のメールを、ウクライナ大使が国連で紹介
ウクライナのキスリツァ国連大使は2022年2月28日、国連総会の緊急特別会合で、戦闘で死亡したロシア兵が死の直前に母親とやり取りしていたものだとするメールをロシア語で読み上げた。
この兵士の身元は特定されておらず、キスリツァ大使はどのようにこのメッセージを入手したのか言及しなかった。
<キスリツァ大使が読み上げたメールの内容>
『アリョシャ、元気かい?なぜそんなに返信が遅いの?本当に訓練中なのかい?』
『ママ、僕はもうクリミアにはいないんだ 訓練じゃないんだよ』
『じゃあどこにいるの?パパが小包を送れるか聞いている』
『どんな小包だったら送れるというんだ、ママ』
『何を言っているんだい?何があったの?』
『ママ、僕は今ウクライナにいるんだ。本物の戦争が起きているんだ。怖いよ。僕たちはあらゆる街を爆撃して、民間人さえ標的にしている。
僕たちは歓迎されると聞いていたのに、彼らは僕らの装甲車の下に倒れこみ、身を投げ出して僕らを通さないようにしているんだ。
僕らのことをファシストって呼んでいる。ママ、とてもつらいよ』
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大使によるとこの直後、兵士は殺害されたという。