イベント来場者管理サービス、大量アクセスで個人情報をお漏らし(転載)


【セキュリティ ニュース】イベント来場者管理サービス、大量アクセスで個人情報を誤表示

イベントなどの来場者を管理できるクラウドサービス「イーベ!」の一部イベント申し込みフォームにおいて、申込者本人とは異なる別人の個人情報が表示される障害が発生した。

同システムを運営するフラッグシステムによれば、無料利用期間にあるアカウント1件より設置された4件の申込みフォームにおいて、10月22日12時ごろより同日19時過ぎにかけて、一部申込者に重複するIDを発行する不具合が発生したもの。

ほぼ同時に申し込んだ利用者に対し、あとから申し込みを行った利用者の氏名、電話番号、メールアドレスなどが表示された可能性があるという。

申込みの受付開始となった同日12時ごろよりアクセスが集中。1時間あたり最大約35万件と同サービスの想定を大きく上回るアクセスがあり、サービス全体においてページが表示されなくなる障害なども生じていたという。

大量のアクセスに対し、アクセスの制限など対応を進めていたが、同日15時ごろに他人の情報が表示されたとの報告が同アカウントより寄せられ、調査を行ったところ個人情報の流出が判明した。

同社では、大量のアクセスが予想される場合、事前に相談を行い、あらかじめ対策を講じているが、障害が発生したアカウントは無料契約による利用だったため、障害が発生するまで問題に気が付かなかったと釈明。重複したIDについて修正を実施し、同アカウントの利用者に状況を報告した。

障害の発生を受けて同社ではプログラムを修正。無料契約で運用できるアクセス数に制限を設けるなど、再発防止に取り組むとしている。