【転載】アンチウイルスソフトが検出した際にウイルス名としてついているワード”PUA”とは

「Microsoft Defender」が「CCleaner」を“望ましくない可能性のあるアプリ(PUA)”として検出 - 窓の杜:

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「CCleaner」が「Microsoft Defender Antivirus」によってPUAと検出
英Piriformが提供する定番システムクリーナーソフト「CCleaner」の無償版および14日間試用版インストーラーが、Windows標準のアンチウイルス機能「Microsoft Defender Antivirus」により“潜在的に迷惑なアプリケーション(Potentially Unwanted Application、PUA)”として検出されるケースがあるようだ(PUA:Win32/CCleaner)。

 「CCleaner」のインストーラーには、「CCleaner」自体の動作には関係のないアプリがバンドルされており、セットアップ中に追加アプリのインストールを促されることがある(参考記事)。Microsoftによると、お勧めされるアプリは以下の4つ。Piriformは現在、Avast社の傘下にあるため、「Avast」「AVG」はパブリッシャーを同じくする製品といえるが、「CCleaner」自体の動作には不要だ。

  • 「Google Chrome」
  • 「Google Toolbar」
  • 「Avast Free Antivirus」
  • 「AVG Antivirus Free」
インストーラーには追加セットアップをオプトアウト(拒否)するオプションが用意されているものの、初期状態でインストールに同意するチェックボックスがONになっているケースもあり、注意しなければ意図しないアプリがインストールされてしまう可能性がある。

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「CCleaner」のインストーラー(バンドルインストールの一例)
PUAからPCを保護する機能は「Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)」から搭載されているが、既定では無効化されている。有効化するには「Windows セキュリティ」の[アプリとブラウザーコントロール]セクションから[評価ベースの保護設定]画面へアクセスし、“望ましくない可能性のあるアプリ(PUA)のブロック”セクションをトグルスイッチをONにすればよい。

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「Windows セキュリティ」の[アプリとブラウザーコントロール]セクションから[評価ベースの保護設定]画面へアクセス
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“望ましくない可能性のあるアプリ(PUA)のブロック”セクションをトグルスイッチをONに
また、「Chromium」ベースの「Microsoft Edge」にも“Microsoft Defender SmartScreen”ベースにPUAブロック機能が搭載されており、プライバシー設定画面(edge://settings/privacy)の[望ましくない可能性のあるアプリをブロックする]オプションをONにすることで保護を受けることができる。

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プライバシー設定画面(edge://settings/privacy)の[望ましくない可能性のあるアプリをブロックする]オプション
なお、編集部にてこれらのオプションをONにしてみたところ、最新版「CCleaner」のインストーラー(v5.69.7865)はPUAとして検出されなかった。