昨日(5月1日(月))、愛知県尾張福祉相談センター(名古屋市中区)において、里親や里子に関する個人情報が漏洩する事案が発生しました。
このような事態を招いたことを、里親・里子の方々を始め、関係する皆様に御迷惑をおかけし、深くお詫びするとともに、個人情報の適切な管理及び取扱いの徹底を行い、再発防止に努めてまいります。
1 漏洩した個人情報
愛知県尾張福祉相談センターが養育を委託している里親・里子等の方々に関する次の情報(過去に委託していた里親・里子を含む。)
- 里親63名分の個人情報
氏名、住所、銀行口座情報、電話番号 - 里子84名分の個人情報
氏名、生年月日、年齢、学年、委託開始年月日、委託里親種別(※)
※委託里親種別:養育里親、専門里親、養子縁組里親、親族里親の別
- 施設1か所の銀行口座情報
2 経緯
里子を委託中の里親には、毎月、福祉相談センター又は児童相談センターから里子養育費(※)が支払われている。尾張福祉相談センターでは、里親の負担軽減のため、請求金額を入力した請求書をエクセルで作成してPDF化し、里親にメールで送付し確認してもらっている。
5月1日(月)に、里親5名に請求書を送付したところ、送付した里親の1人から電話連絡があり、PDFではなく、誤って他の里親等の個人情報を含むエクセルファイルを送付したことが発覚した。
※里子養育費:里親に対して支払われる里子の生活費、学費等
3 当事者への対応
尾張福祉相談センターから、情報が漏洩した里親、里子、里子の親権者及び施設に、謝罪を行っている。
4 再発防止策
今回の事案を踏まえ、県の全ての福祉相談センター及び児童相談センターに対し、本日、次のとおり指示を行った。
<指示内容>
- 個人情報を扱うことの重要性について、改めて職員に周知徹底すること。
- 里子養育費請求書を始め、個人情報をメールで送付する際には、複数人で送付先と添付ファイルを確認すること。
- 個人情報を含むファイルには必ずパスワードを設定し、担当者以外ではファイルを開けないようにすること。