【セキュリティ事件簿#2025-418】三井不動産商業マネジメント株式会社 第三者のなりすましログインに関する注意喚起とお願い 2025/10/20

 

平素より当社運営の商業施設をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

このたび、三井ショッピングパークポイント メンバーズページにおいて、悪意のある第三者による“なりすまし”不正ログインが確認されました。

アカウントが不正に使用される可能性がございますので、安全にサービスをご利用いただくためにも、お客さまには以下の対応をお願い申しあげます。

【お客様へのお願い】

メンバーズページを安全にご利用いただくため、以下についてご対応いただきますようお願い申しあげます。

  • ポイント履歴の定期的な確認
  • パスワードの変更

※他サイトやアプリで流用している場合、ログインID(メールアドレス)の変更もご検討ください。

  • 安全性の高いパスワードの使用(英大文字小文字・数字・記号)

※パスワードの設定については、以下もご参考ください。

総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイトより

 「安全なパスワードの設定・管理」

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/security/business/staff/06/


不正ログインされた場合、以下のような被害が発生する可能性がございます。

  • お客さまの氏名、性別、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス等の情報閲覧
  • 意図しないID(メールアドレス)およびパスワードの変更、退会の手続き
  • 三井ショッピングパークポイントの不正利用

なお、現時点において、弊社からお客様のID(メールアドレス)およびパスワード等の情報漏洩は確認されておりません。

【当社の対応】

お客様に安心してサービスをご利用いただけるよう、以下の対応を進めております。

  • 不正なログインが疑われる事象に対する調査、海外からの不審なアクセスの遮断など、必要な対応。
  • 一部地域の警察への報告および捜査協力による厳正な対処。
  • 個人情報保護委員会への速やかな報告。
  • 既存のセキュリティ対策に加え、さらなる技術的対策の導入。

【よくある質問/お問い合わせ】

本件に関して、ご不明な点ございましたら、下記URL

「第三者のなりすましログインに関するよくある質問/お問い合わせ」をご覧ください。

https://www.mf-shogyo.co.jp/notice/memberspage.html

※新しい情報がございましたら、こちらのお知らせを更新いたします。

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【セキュリティ事件簿#2025-417】株式会社フクヨシ 弊社が運営する「フクヨシショッピングサイト」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ 2025/10/20

 

このたび、弊社が運営する「フクヨシ」におきまして、第三者による不正アクセスを受け、お客様のクレジットカード情報12,630件が漏洩した可能性があることが判明いたしました。

お客様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑およびご心配をおかけする事態となりましたこと、深くお詫び申し上げます。

なお、個人情報が漏洩した可能性のあるお客様には、本日より、電子メールおよび書状にてお詫びとお知らせを個別にご連絡申し上げております。

弊社では、今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止のための対策を講じてまいります。

お客様をはじめ関係者の皆様には重ねてお詫びを申し上げますとともに、本件に関する概要につきまして、下記の通りご報告いたします。

1.経緯

2024年7月16日、神奈川県警サイバー犯罪課より、悪性ファイルが存在する疑いに関する通報を受けました。その後、2024年8月19日、神奈川県警サイバー犯罪課による調査結果を受け、2024年8月20日に弊社サイトを閉鎖(メンテナンスページへリダイレクト)いたしました。

同時に、第三者調査機関による調査も開始いたしました。2024年11月19日、調査機関による調査が完了し、2021年3月31日~2024年8月9日の期間に「フクヨシショッピングサイト」で購入されたお客様クレジットカード情報が漏洩し、一部のお客様のクレジットカード情報が不正利用された可能性があることを確認いたしました。

以上の事実が確認できたため、本日の発表に至りました。

2.個人情報漏洩状況

(1)原因

弊社が運営する「旧フクヨシショッピングサイト」のシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスにより、ペイメントアプリケーションの改ざんが行われたため。

(2)個人情報漏洩の可能性があるお客様

2021年3月31日~2024年8月9日の期間中に「旧フクヨシショッピングサイト」においてクレジットカード決済をされたお客様12,630件で、漏洩した可能性のある情報は以下のとおりです。

・カード会員名                            ・カード番号

・有効期限                                   ・セキュリティコード

・メールアドレス                         ・パスワード

・電話番号

上記に該当する12,630件のお客様については、別途、電子メールおよび書状にて個別にご連絡申し上げます 。

3.お客様へのお願い

既に弊社では、クレジットカード会社と連携し、漏洩した可能性のあるクレジットカードによる取引のモニタリングを継続して実施し、不正利用の防止に努めております。

お客様におかれましても、誠に恐縮ではございますがクレジットカードのご利用明細書に身に覚えのない請求項目がないか、今一度ご確認をお願いいたします。万が一、身に覚えのない請求項目の記載があった場合は、たいへんお手数ですが同クレジットカードの裏面に記載のカード会社にお問い合わせいただきますよう、併せてお願い申し上げます。

なお、お客様がクレジットカードの差し替えをご希望される場合、カード再発行の手数料につきましてはお客様にご負担をお掛けしないよう、弊社よりクレジットカード会社に依頼しております。

4.公表が遅れた経緯について

2024年7月16日の漏洩懸念から今回の案内に至るまで、時間を要しましたことを深くお詫び申し上げます。

本来であれば疑いがある時点でお客様にご連絡し、注意を喚起するとともにお詫び申し上げるところではございましたが、不確定な情報の公開はいたずらに混乱を招き、お客様へのご迷惑を最小限に食い止める対応準備を整えてからの告知が不可欠であると判断し、発表は調査会社の調査結果、およびカード会社との連携を待ってから行うことに致しました。

今回の発表までお時間をいただきましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

5.再発防止策ならびに弊社が運営するサイトの再開について

(1)再発防止策

このたびの不正アクセスにつきまして、お客様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。弊社は今回の事態を厳粛に受け止め、以下の対応を実施いたしました。

·         2024年8月20日に所轄の警察署へ被害届を提出するとともに、個人情報保護委員会へ報告を完了いたしました。

·         同日より、警察の捜査には全面的に協力してまいります。

·         現在、第三者機関のコンサルティングを受けており、すでにPCI DSS SAQ(セキュリティに関する自己問診)を作成済みです。今後は、このPCI DSSの要件に準拠した運用を徹底し、システムのセキュリティ対策および監視体制を一層強化することで、再発防止に努めてまいります。

·         2024年8月20日をもって旧カートシステムを閉鎖いたしました。

·         2024年10月24日には、関係各所にご確認いただいたうえで、会員情報(クレジットカード情報は含まれません)を除くすべてのデータを抹消いたしました。

今回の事態によりご心配をおかけしておりますこと、重ねてお詫び申し上げます。今後は、お客様に安心してご利用いただけるよう、より一層のセキュリティ強化に努めてまいります。

(2)新サイトについて

このたびの不正アクセスを受け、お客様の個人情報とクレジットカード情報を最大限に保護するため、新たなサイトを構築いたしました。

新サイトの概要

弊社では、2023年5月31日よりShopifyのカートシステムを利用した新サイトの開発を進めておりました。当初は2025年2月1日の公開を予定しておりましたが、今回の事態を厳粛に受け止め、開発を急ピッチで進め、2024年11月20日に新サイトをオープンいたしました。

カード決済の一時停止と再開について

お客様に安心してご利用いただくため、弊社は2025年2月にカード決済を一時的に停止し、厳格なセキュリティ監査とシステム強化を実施いたしました。万全の体制を構築したのち、2025年8月にShopifyシステム上でカード決済が自動的に再開されました。

しかし、これは弊社の意図しないものであり、夏季休業中のため設定変更が間に合わず、予期せぬ再開となってしまいました。

この状況を受け、カード会社からのご指摘を真摯に受け止め、2025年9月29日から当面の間、カード決済を停止いたします。決済の再開に向けては、迅速な対応を心掛け、カード会社の最終確認を経て、安全が確認でき次第、速やかに再開する所存です。

Shopifyのセキュリティ体制について

Shopifyは、世界的に厳格なセキュリティ基準をクリアしています。

·         PCI DSS準拠: クレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準であるPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)に完全に準拠しており、お客様のクレジットカード情報は安全に保護されます。

·         強固な暗号化: すべてのデータは強力なSSL暗号化で保護されています。

·         高度なセキュリティシステム: AIを搭載した不正検知システムと24時間体制のセキュリティ監視により、常に情報を守り続けています。

·         高い信頼性: 世界175万以上のビジネスに選ばれている実績が、Shopifyの安全性と信頼性を証明しています。

お客様には多大なるご不便とご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-416】流通経済大学 本学サーバへの不正アクセス(ランサムウェア攻撃)について 2025/10/14

 

2025年10月9日未明に、証明書発行システム用の外部サーバが、ランサムウェアによる不正アクセスを受け、当該サーバに保存されていた個人情報の一部が外部に漏洩した可能性があることが判明いたしました。このような事態を招き、学生・ご家族の皆様をはじめ、教職員および関係各位に多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしますことを、心より深くお詫び申し上げます。

本件については、警察署ならびに文部科学省への届け出を行い、学内に対策本部を設置いたしました。本学では、今回の事態を重く受け止め、被害状況の確認および原因究明に努めるとともに、再発防止策の策定に全力で取り組んでまいります。

詳細が判明し次第、改めてご報告申し上げます。

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【セキュリティ事件簿#2025-414】第一フロンティア生命保険株式会社 当社の業務再委託先が使用するクラウドシステムにおける不正アクセス被害による情報漏えいについて 2025/10/17

 

当社は、年 1 回実施する「お客さまアンケート」の集計業務を、株式会社野村総合研究所を通じて日本アスペクトコア株式会社(以下「アスペクト社」)に再委託しております。

今般、アスペクト社が集計業務の遂行にあたって使用していた入力補助ツール(ローレルバンクマシン株式会社が専用環境を構築し提供)が不正アクセス被害を受け、同システムに保存されていた当社のアンケート回答データの漏えいが確認されました。

現時点で漏えいした情報が公開されている事実やデータが悪用された形跡は確認されておりません。不正アクセスを受けた入力補助ツールは既に使用を停止しており、また現在実施中のアンケートはないことから、さらなる被害拡大は見込まれない状況です。

お客さまをはじめとする関係者の皆さまに、ご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、心よりお詫び申しあげます。

また、今回の事案を重く受け止め、委託先の管理を一層徹底し再発防止に努めてまいります。

【漏えいが確認されたお客さま情報】

 ・回答者 ID(当社が回答者を識別するために任意で付番した番号)

・アンケート回答におけるフリーコメントの内容

※基本的に氏名・住所等外部の第三者がアンケート回答者個人を特定できるような情報は含まれておりませんが、ごく一部フリーコメントに氏名等をご記入されているお客さまがいらっしゃいました(対象者6名)。これらのお客さまには、当社から個別にご連絡を差し上げることとしております。

【セキュリティ事件簿#2025-413】野村證券株式会社 委託先企業が利用するクラウドサービスへの不正アクセスによる情報流出について 2025/10/17

 

野村證券株式会社(代表取締役社長:奥田健太郎、以下「当社」)が実施しておりますお客様満足度調査の回答調査業務を委託している企業が利用しているクラウドサービスにおいて不正アクセスによる情報の流出が確認されたため、ご報告申し上げます。関係者の皆さまには多大なるご心配とご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

今回、委託先企業が利用するクラウドサービスへの不正アクセスによって情報が流出したのは、お客様満足度調査の回答者 ID および回答内容です。

当社は株式会社野村総合研究所および NRI フィナンシャル・グラフィックス株式会社に回答調査業務を委託しており、NRI フィナンシャル・グラフィックス株式会社は当該業務を別会社に再委託していました。

今回、再委託先企業が回答内容の読み取りに利用しているクラウドサービスにて不正アクセスを受けた可能性がある旨の連絡を受け、事実関係の確認を行ったところ、当該クラウドサービスから回答者 ID および回答内容が外部に流出したことが判明しました。回答内容のうちフリーコメント欄の中に特定の個人を識別できる可能性のある情報が約 40 件確認されました。詳細が判明次第、該当するお客様へは個別にご連絡いたします。

なお、当社のシステムへの不正アクセスは確認されておりません。

今回の事案を重く受け止め、当社は委託先を含む管理体制を一層徹底し、再発防止に努めてまいります。

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【セキュリティ事件簿#2025-412】株式会社野村総合研究所/NRI フィナンシャル・グラフィックス株式会社 お取引先様より委託を受けた顧客満足度調査の入力業務における情報流出について 2025/10/16


株式会社野村総合研究所 (本社 : 東京都千代田区、代表取締役 社長 : 柳澤花芽、以下「NRI」) およびNRI フィナンシャル・グラフィックス株式会社 (本社 : 東京都品川区、代表取締役社長 : 川田仁和、以下「NRI-FG」) は、お取引先様より委託を受けた顧客満足度調査において、データ入力業務を再委託している業者にて不正アクセスによる調査データの流出が確認されたため、ご報告申し上げます。関係者の皆さまには、ご心配とご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。

顧客満足度調査のデータ入力業務は、日本アスペクトコア社 (以下、「NAC」) に再委託しております。

9 月 25 日、NAC がデータ入力で使用するローレルバンクマシン社 (以下、「LBM」) の入力補助ツール (製品名 : Jijilla、以下「ツール」) において、身代金要求を伴う不正アクセスの被害を受けました。 本事案は、NRI が提供するシステムで発生したものではありません。

NAC から不正アクセスの報告を受けた NRI および NRI-FGは、関係各社と連携のうえ、お取引先様および顧客満足度調査にご協力いただいたお客様の個人情報を含むデータの保護を最優先とし、9 月 25 日に LBM にてツールへのアクセスを即時に遮断したことを確認しています。

その後、NRI および NRI-FG は、NAC およびLBM と協力し詳細調査を実施してまいりましたが、10 月15 日、個人情報の流出の可能性を示す痕跡を確認しました。

この度は、お取引先様および顧客満足度調査にご協力いただいたお客様に対し、ご心配とご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。今回の事案を重く受け止め、調査業務委託について、より一層適切な対応を徹底してまいります。

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【セキュリティ事件簿#2025-411】岡山県 不正アクセスに伴う個別ホームページの公開停止について 2025/10/14

 

下記に記載の個別ホームページにて不正アクセスが発見されたことから、公開を停止しております。現在、調査を行っており、原因等が判明し次第、改めて、お知らせいたします。

なお、本ホームページは民間のレンタルサーバーで公開しており、現在のところ、他のホームページへの影響はありません。また現時点で、個人情報の流出は確認しておりません。

1 発生事案の概要

  • イベントなどの情報を掲載している個別のPRサイトにおいて、アクセスができない事象が生じ、原因を調査したところ、何者かが不正にアクセスし、改ざんした形跡があった。
  • サイト復旧をした後、同サーバー内にある他サイトについても、改ざんの形跡がないか調査したところ、別のサイトでも改ざんの形跡があり、復旧を行った。
  • その後も引き続き改ざんの進行が見られたため、全サイトの公開を停止した。

2 停止しているホームページ

  • 晴れの国おかやまPRサイト(公聴広報課)

https://8092-okayama.jp

  • 岡山 私のみらい発見カフェ(中山間・地域振興課)

https://8092-okayama.jp/kansaimtg2025

  • 公共交通利用促進キャンペーン(交通政策課)

https://8092-okayama.jp/public-transportation/2025

  • こどもまんなかマナーアップ県民運動(子ども未来課)

https://8092-okayama.jp/otasukemomosuke

  • 企業版子育て支援ポータルサイト ハレまる。(子ども未来課)

https://8092-okayama.jp/haremaru-portal

  • ももっこアプリ利用促進キャンペーン(子ども未来課)

https://8092-okayama.jp/momocco_campaign

  • 晴れ恋💛晴れ婚プロジェクト(縁むすび応援室)

https://8092-okayama.jp/harekoi_harekon

  • おかやま結婚応援パスポート(縁むすび応援室)

https://8092-okayama.jp/kekkon_pp

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【セキュリティ事件簿#2025-410】“クラウド依存”の代償:AWS障害が突きつけたインターネット構造の脆さ 2025/10/18

 

2025年10月18日(米国時間)、**AWS(Amazon Web Services)**の主要リージョン「US-East-1」で大規模な障害が発生しました。
一時的に 20以上のサービス が停止し、世界各地のWebサービスや企業システム(Zoom、任天堂、Snapchat、Fortnite、etc)に影響が及びました。影響継続時間はおおよそ 3〜4 時間程度と推定され、日本国内でも一部の外資系クラウド依存サービスが断続的にエラーを起こし、SNSでは「また東部が落ちた」と嘆く声が相次ぎました。


■ “クラウド=止まらない”という幻想

クラウドサービスはしばしば「冗長化」「可用性99.999%」といったキーワードで語られますが、現実はそう単純ではありません。
今回の障害は、AWS内部のネットワーク通信障害に端を発し、DynamoDBやLambdaなど基盤レベルの機能が巻き込まれたことで、連鎖的に多くのサービスが影響を受けました。

つまり、クラウドの“高可用性”は構成の工夫次第であり、「AWSを使っている=安心」ではないのです。
裏を返せば、単一プロバイダに依存する設計そのものがリスクであることを、今回の障害が如実に示しました。


■ 便利さの裏に潜む「見えない集中」

AWSは、EC2・S3・Lambdaといったインフラを支えるだけでなく、実質的にインターネットの心臓部を担っています。
しかしこの構造は、**「一極集中型のインターネット」**という新たな脆弱性を生み出しています。

クラウドが“電力”のように不可視化されるほど、私たちは**「自分のサービスがどこで動いているか」を意識しなくなります。
便利さの代償として、障害が起きたときに
誰も実態を把握できないブラックボックス構造**が残るのです。


■ セキュリティの観点から見た教訓

AWSの障害は単なる技術トラブルではなく、システム設計・リスク管理の問題として捉える必要があります。

  • クラウドの多重化(マルチリージョン/マルチクラウド)設計を真剣に検討すべき段階に来ている

  • 障害情報やインシデント報告の透明性が、今後の信頼維持に直結する

  • “インシデント対応”はクラウド事業者任せではなく、利用者側も備えが必要

特にセキュリティ担当者にとっては、「可用性」もまた**セキュリティの三要素(CIA)**の一角であることを、改めて思い知らされる出来事だったといえます。


■ まとめ:依存の先にある「無力感」

クラウドは確かに便利です。
しかし、利便性に慣れすぎた結果、障害ひとつで社会全体が“立ち止まる”構造になりつつあります。
今回のAWS障害は、**「依存とは、支配を委ねることでもある」**という警告のようにも聞こえます。

私たちはいま、インターネットの上に生きているのではなく、インターネットに生かされているのかもしれません。

出典:AWSで障害 米国東部リージョンで20サービスが停止・遅延 Zoomや任天堂のサービスなどに影響かアーカイブ