【セキュリティ事件簿#2025-386】アサヒグループホールディングス株式会社 サイバー攻撃によるシステム障害発生について 2025/10/3

 

アサヒグループホールディングス株式会社(本社 東京、社長 勝木敦志)は9月29日付で、サイバー攻撃によるシステム障害発生について公表しました。

同日から緊急事態対策本部を立ち上げ調査を進めた結果、当社のサーバーがランサムウェアによる攻撃を受けたことを確認しました。さらなる被害の拡大を防ぐため、サイバー攻撃の詳細については情報開示を差し控えさせていただきます。現時点でお伝えできる内容は以下の通りです。

今回のサイバー攻撃を受けて、お客さまおよび取引先の皆さまの個人情報を含む重要データの保護を最優先とし、被害を最小限にとどめるために障害の発生したシステムの遮断措置を講じました。

その後の調査の結果、情報漏えいの可能性を示す痕跡が確認されました。漏えいの可能性のあった内容や範囲については調査中です。

この遮断措置に伴い、国内グループ各社の受注・出荷を含めた各種業務に影響が生じています。関連して、社外の方々からの電子メール受信ができない状況です。

システムによる受注・出荷業務は引き続き停止していますが、お客さまへの商品の供給を最優先業務と位置づけ、部分的に手作業での受注を進め、順次出荷を開始しています。

アサヒビール・アサヒ飲料・アサヒグループ食品各社の商品に対するお客さまからのご指摘に関しましては、10月6日週をめどに、電話での受付を順次再開できるよう準備を進めています。

現時点で復旧の時期は明らかにできませんが、緊急事態対策本部と外部の専門家が協力し、一刻も早いシステムの復旧に向けた対応を行っています。発生しているシステム障害の範囲は、日本国内に限られます。

本件が当社の2025年12月期業績に及ぼす影響は現在精査中です。

リリース文(アーカイブ)



【2025/9/29リリース分】

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