このたび、当院に勤務する非常勤医師が使用していた自宅のパソコンが、不正アクセス(いわゆる「サポート詐欺」)の被害を受ける事案が発生いたしました。
当該端末には、当院患者さま数千件分の一部情報(氏名、生年月日、性別、住所、診療情報)が保存されておりました。
直ちに専門業者へ調査を依頼し、端末のアクセス履歴および情報流出の有無について詳細な解析を行った結果、個人情報が外部に流出した事実は確認されませんでした。
ただし、端末が一時的に遠隔操作を受けていたことから、念のため対象となる患者さまへは個別に文書でご報告を行っております。
患者さまをはじめ、関係する皆さまに多大なるご心配をおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。
■発生の経緯
令和7年8月29日、該当医師がウェブサイトを閲覧中に偽の警告画面が表示され、記載されていた電話番号に連絡した結果、遠隔操作による不正アクセスを受けました。
当院では発生直後から専門業者による調査を実施し、情報流出の有無を詳細に確認いたしました。
■調査結果
専門業者の解析により、2件のファイルにアクセスされた形跡はありましたが、いずれも個人情報を含むものではありませんでした。
また、その他のファイルについても個人情報の閲覧・持ち出しの痕跡は確認されておりません。
現時点で、個人情報が外部に漏洩した事実は確認されておりません。
■再発防止策
当院では今回の事案を厳粛に受け止め、以下の対策を実施いたします。
個人情報を扱う端末の管理体制および情報持ち出しルールの見直し
職員に対する情報セキュリティ教育の強化
