【搭乗記】ロイヤル・エア・モロッコ1447便(エルラシディア・ムーレイ・アリ・シェリフ空港⇒カサブランカ・ムハンマド5世国際空港)

 

サハラ砂漠(メルズーガ)からの帰り道を思案。

とりあえず、カサブランカまで移動しないといけないのだが、プライベートの送迎サービスを使うと600ユーロくらいかかる。

時間があればバス(Supratours)でマラケシュかフェズまで移動し、そこから鉄道でカサブランカに向かうこともできるが、時間が足りない。

飛行機移動だとどうだろうか?

モロッコの地図をGoogle mapで見てみると、サハラ砂漠の玄関口であるメルズーガの最寄りにエルラシディア空港(ERH)がある。


この空港のフライトスケジュールはどうなっているのだろう?

ロイヤルエアモロッコのサイトで検索してみると、カサブランカ行きは早朝に1日1便だけ飛んでいる。

ちょいと朝早過ぎるが、乗り継ぎのフライトは14時過ぎなので、選択肢としては全然アリ。

金額も手ごろなので、とりあえず抑えておく。


次にメルズーガからエルラシディアへの移動をどうするかだが、改めて見てみると最寄りの空港といいながら、100キロくらい離れている。。。


通常は前泊移動となるのだが、モロッコの場合、乗り合いタクシーでの移動となるため、移動時間が全く読めない。

今回とは逆ルートであるエルラシディアからメルズーガへの移動の様子はこちらの動画が参考になるかもしれない。

ほかに手はないものかと、今回のサハラ砂漠訪問で拠点にさせていただいた宿、リアドマムーシュモハさんに相談したところ、メルズーガからエルラシディア空港までの送迎が手配できるということだったのと、エルラシディアは何もないので、メルズーガで一泊して早朝移動した方が良い旨のアドバイスを頂き、提案通りにお願いすることにした。

800DHほどかかったが、時間にのんびりなモロッコにもかかわらず、お願いした午前4時にちゃんと来てくれた。時間を金で買うとはまさにこのことである。

そんな訳で、午前4時過ぎにメルズーガを出発し、午前6時ちょっと前にエルラシディア空港到着。


辺りはまだ真っ暗。

遠くに自分を送り届けてくれたタクシーが見えます。指定した時間にちゃんとピックアップしてくれたこと、無事空港まで送り届けてくれたくれたことに感謝の意を表してチップを進呈しました。


チェックインカウンターには行列ができていました。

尚、チェックインカウンターは1つしか開いていません。つまり、ビジネスクラスでも優先チェックインできません(笑)


手荷物検査とパスポートコントロールを終え、搭乗ゲートに向かいます。

後で気が付いたのですが、何故か国内線でもパスポートコントロール(IDチェック)があります。国際線利用時に見かける入出国審査と同じ感じで結構キッチリやります。

エルラシディア空港はボーディングブリッジが無い空港となるため、搭乗ゲートの先に沖止めの搭乗機が待機しています。


事前の調査ではラウンジがあるはずだったのですが、閉鎖されているようです。


奥に絨毯が敷いてあり、なんだろうと思っていたら、イスラム教のお祈り用でした。


しばらくすると、パイロットやCAがさっそうと機体に乗り込んでいきます。

CAは男性2、女性1。女性CAはアラビアの雰囲気でいいですね。スマホをいじりながら搭乗していったのが少し残念だったけど。

搭乗開始時刻となり、搭乗します。ロイヤルエアモロッコはワンワールドアライアンスメンバーですが、このフライトに関しては優先搭乗なるものは存在しなかった。


座席はこんな感じ。席は7A。エコノミークラスの最前列。


機材はエンブラエル E190


搭乗時にアルコールタオル貰います。
ちなみにビジネスクラスはウェルカムドリンクでモロッカンティーが振舞われていた。

ちなみに機内アナウンスはアラビア語とフランス語のみで、英語によるアナウンスは無かった。

また、武漢ウイルスの影響か、機内誌みたいなものは無かった。


持ち込まれた手荷物が多すぎたのか、ロイヤルエアモロッコのチェックが結構いい加減なのか、足元に大きい荷物置いたまま離陸。搭乗率は9割以上だったと思う。


エルラシディア離陸。周辺に何もない。。。


飛行時間1時間予定だったので、ドリンクサービスを期待していたがそんなものは無く、実質30分のフライトでカサブランカ到着。


カサブランカ空港でも沖止め。

CAがバスに入る瞬間をとらえることができた。


日本のフライトの国内線だと到着後そのまま手荷物受取に進むが、モロッコの国内線は到着後もIDチェックが行われる。

そういえば、カサブランカでの乗り継ぎがある場合は4時間以上余裕持つようにeチケットの控えに書いてあった気がする。

海外に出ると異なる常識に遭遇するが、それがまた良い刺激になったりする。

【Playback of flight AT1447 on 17 SEP 2022】