モロッコ滞在記~マラケシュからメルズーガへのバス移動編~

 

なんだかんだで眠れず、朝4時くらいに起床。

海外に来てもルーティンのDuolingoによる英語学習は実施して、出発の準備を進める。

当初ホテルで朝食を取る時間は無いと思っていたが、ホテルの朝食は朝6:30スタートで、6:30には荷造りが終わってしまった。宿泊者には無料の朝食が付くため、貧乏根性発揮で朝飯を食うことにする。

朝食会場に着くと、スタッフがせっせと朝食の準備を進めていた。6:30スタートというのは朝食が食べられる時間というよりは、スタッフが朝食の準備を開始する時間だと思った方が良い。

モロッコらしく、モロッカンティーも用意されている。

コーヒーマシンもあったがアメリカンは無かった。


無料の朝食の割には結構充実していると思う。


軽く済ませるつもりがいろいろお代わりしてしまった。。。


ホテルをチェックアウトしてバスターミナルに移動。
大量に車いすを積み込んでいた。


ちなみにトランクに荷物を預ける場合、追加料金がかかります。
追加料金は荷物1つにつき5DH。

2枚シールが発行されるので、1枚は預け入れ荷物に張って、もう1枚は控えとして持っておく。


定刻になり、メルズーガに向けて12時間のバス旅開始。

後日、Google mapのタイムラインで確認したら、↓な感じのルートだった。


ちなみにSupratoursのバス、新市街からしか乗れないと思っていたら、旧市街にも止まって乗客が乗ってきた。

↓のEl Haraって辺りから乗車できる(Supratoursの支店がある)ので、旧市街からSupratoursのバスに乗りたい人は確認してみると良い。


2時間くらい走り、アトラス山脈越えが本格化する手前で休憩。
休憩時間は20分。ドライバーが「Twenty minutes」って英語で言ってくれる。


現地人が使う交通機関だけに、変な土産物屋に連行されないのがいい。
トイレも無料で使えた。


さすがにトイレを無料で使ってバスに戻るのは忍びないので、モロッカンティー(10DH)をオーダー。

ここでモロッコ人のモロッカンティーの飲みかたを盗み見で習得。
モロッカンティーをオーダーするとお茶が入ったポットと砂糖と空のグラスが2個出てくる。
理由は置いておいて、

①まずポットに砂糖を投入
②ポットのお茶をグラスに注ぐ(量的にはグラス2杯分だからグラス2個なのだろうか?)。③グラスに注いだらポットの蓋を開け、グラスのお茶をポットに戻す。
④②と③をもう2回繰り返す
⑤グラスに注いでお茶を飲む

と、こんな感じ。


休憩後はアトラス山脈越えを敢行。


最初の休憩が出発後2時間だったから、2時間おきに休憩を取っていくと思っていたのだが、次の休憩は約3時間後だった。そしてこれが最後の休憩となり、この後メルズーガまでの5時間は休憩なしとなる。


食事でも取ろうと思ったのだが、客が多く、店員がバタバタしていてなんか難しそう。

仕方がないので外の景色を見ながらぼ~っと立っていたら、「日本人ですか」と日本人女性から声を掛けられる。

どうも途中のワルザザードで乗ってきたみたいだ。

聞くと同じくメルズーガに行き、そのままデザートキャンプに参加するという。会社を辞めたため時間的にゆとりを持った旅をしているようで、とても羨ましく思った。

何故モロッコにという話になったので、自分はロイヤルエアモロッコに搭乗するために今回の旅の行き先がモロッコになったことを話してみたが、航空会社で旅の行き先が決まるのって、だいぶ変態の領域に入ってきているなと感じた。

ちなみに相手のロイヤルエアモロッコのことを知らず、ちょっとだけ悲しくなった。

次の休憩ポイントでもっとゆっくり話せればよかったのだが、次の休憩ポイントは無く、メルズーガで降車後自分はそのまま宿のスタッフにピックアップされ、彼女もデザートキャンプのスタッフにピックアップされていった。

まさに一期一会だなーって思った。


アトラス山脈を越えた後はひたすら岩砂漠の景色が続く。
窓側に座ったので景色は堪能できたのだが、日差しが強くて参った。


出発から約10時間。エルラシディアに到着。
ちなみに日本帰国時はこの都市にある空港からカサブランカに向かうことになる。


その後また2時間くらい砂漠を走り、夜20時過ぎに無事メルズーガ到着。

ちなみにバスのメルズーガ降車ポイントは2つあるようで、最初の降車ポイントで運転手がどの宿か聞いてくれ、宿によって最初の降車ポイントで降りるのか、最終地点で降りるのかを教えてくれる。自分の場合宿の名前(リアドマムーシュ)を言ったらここ(最初の降車ポイント)で降りろと教えてくれた。

バスを降りたら宿のスタッフが3人も待っていてくれた。
宿までは徒歩2~3分の距離だが、荷物を持ってくれ、大変良くしていただいた。


宿(リアドマムーシュ)にチェックインし、メシにありつく。

Booking.comで予約を入れたが、Booking.comでの予約だと朝食しかつかないため、夕食は有料(10€)となる。宿から直接予約を入れると朝食と夕食が付くらしい。

今回、1泊をBooking.comから、1泊を直接予約したのだが、直接予約の方は朝夕食がついているにもかかわらず、朝食のみのBooking.comの金額よりも安かった。宿に直接予約した方が安くなるのは万国共通らしい。


とりあえず今回の旅の目的地に到着。

9日間の休暇にも関わらず、目的地までの移動で4日間も使ってしまった。

視点を変えればなんとも贅沢な旅である。