バンコクで約36時間のトランジットを満喫して、モロッコのマラケシュに向かう。
チケットを取った当初は出発がAM3:05だったので、ホテルのレイトチェックアウトをする方法が無いかと、無い知恵を振り絞った結果、セゾン・プラチナ・ビジネス・アメックスの特典で使えるTablet HotelsのTablet Plus 特典を活用してみた。
Tablet Plus特典は使えるホテルが限られているのが難点で、できればホテル修行を解脱して、普通にレイトチェックアウトができる身分になりたいのだが、宿泊数の母数が少ないので、現時点ではTablet Plus特典で十分と考えている。
今回初めて16時までレイトチェックアウトという行為を行ってみたが、実に快適である。
早く修行を意識しなくても上級会員が獲得できる身分になりたい。
そんな訳で、今回の搭乗記のスタートはバンコクの空港線であるエアポートレールリンクのマッカサン駅から。
時刻は22:36。出発の時間が少し早まって、AM2:30となり、約3時間前に空港に到着する感じ。
出発便がいっぱい。
ところで、搭乗するQR837の横にある「07:25」って何だ?
とりあえずチェックインカウンターに向かってみる。
チェックインカウンターに行ってみると、エコノミークラスには超が付くほどの長蛇の列が。
機材がA380なので、乗客の数も半端ないです。
今回はビジネスクラスなので、ビジネスクラスカウンターに並びます。待ちは2~3人くらいなのですが、前の人の荷物の量と発券までの時間がやたら長い・・・。
驚いたのは、自分の目の前の人は長時間カウンターの人と会話した挙句、発券せずに離脱してしまった。
そして自分の番。
自分もBKK⇒DOH(ドーハ)⇒IST(イスタンブール)⇒CMN(カサブランカ)⇒RAK(マラケシュ)と4レグ発券してもらうため、そんなに簡単には終わらないと思っている。
カウンターの人が若干顔を曇らせながら端末をたたくこと数分(十数分?)
何かを書いたメモを見せて話しかけてきた。
結論として、今回の搭乗機の遅延により乗り継ぎができないので、便を変更してよいかという感じだった。(空港到着時に見た「07:25」は新たな出発時刻で約5時間の遅延😭)
ちなみに提示されたルートは
BKK⇒DOH⇒MAD(マドリッド)⇒RAK
この状況下では「はい」か「イエス」しか選択肢はないので、進めてもらう。
次に武漢ウイルスワクチンの接種証明書を出せと言われた(聞き取れず、3回も聞いてしまった。。。)
ここで提示を求められるとは夢にも思わず、接種証明書アプリを見せたらすんなりOK貰えた。
接種証明書アプリは官製の割に大変出来が良いです。
そんな訳で無事発見にこじつけた。
ところがよく見てみると3枚あってほしい搭乗券が2枚しかない。
3枚目(MAD⇒RAK)はマドリッドでチェックインが必要ということだった。
何もエビデンスが無いのが若干の不安であるが、突っ込んで聞く交渉力もないので、とりあえずドーハに向けて旅支度を進める。
タイの出国審査場に並んでいると、カタールから国際電話がかかってきた。
最近のスマホは着信元の名称を表示してくれるらしくて助かる。カタール航空からの電話だった。
日本時間は午前3時なので、100%英語の電話だが、取るしかないので取ってみる。
話してみるととても聞き取りやすい英語を話す方だった。
いい機会なので、マドリッドでのチェックインについて少し確認を進める。
勝手にMAD⇒RAK間はロイヤルエアモロッコだと思っていたので、マドリッドでチェックインする際にカタール航空とロイヤルエアモロッコのどちらの会社のカウンターに行けばいいのかを聞いてみた。すると、MAD⇒RAK間はイベリア航空便なので、イベリア航空のカウンターに行ってくれということだった。
また、スペインへの入国は必要なく、イベリア航空のサービスデスクがあるので、そこで手続きできるという感じだった。
とりあえず出国手続きを終えて、招待ラウンジに入ってみる。
招待ラウンジは、何とプライオリティパスでも入れるMIRACLEラウンジ。
一応カタールのラウンジもあるにはある。。。
とりあえずラウンジに入って一服。
お掃除ロボットが通りを行ったり来たりして掃除していた。
さて、マラケシュ行きの国際線はそこまで多くは無いはずなので、マラケシュ・メナラ空港のサイトやflightradar24のサイトで搭乗便の特定を試みる。
無事便の特定までは出来たものの、今一つ釈然としない。
何が釈然としないかというと、発券時にカウンターのスタッフは同日着と言っていたのだが、確認したフライトスケジュールではどう考えても同日着ができないのである。
更新版の旅程はどうやったら確認できるのだろうか?
モノは試しで、JALの予約管理のページにアクセスしてみる。
すると、見事にアップデート後の旅程表が確認でき、状況が整理できた。
【変更前】
BKK0305->DOH0555 ※5時間遅延
DOH0740->IST1210
IST1810->CMN2110
CMN2305->RAK2355
【変更前】
BKK0305->DOH0555 ※5時間遅延
(乗り継ぎ約19時間)
DOH0120(+1)->MAD0755(+1)
MAD1100(+1)->RAK1200(+1)
同日着じゃなくて、翌日着じゃん。
それでも当初23:55着の予定が、翌日の12:00着なので、トータル12時間の遅延だが、リカバリできないことはなさそうな感じ。
まずはマラケシュの宿の調整を進める。
今回Booking.comで予約をしていたが、何とチェックイン当日の12:00まで無料キャンセル可能だったので、当初2泊の予定だったところを、1泊に変更した。
次に空港送迎の手配。
当初23:55着だったので、ホテルまでの空港送迎を手配していた。
こっちは一応オンラインで変更のリクエストを出してみるものの、あまり期待できない。
ま、到着が深夜から昼に変更になったので、最悪自力で移動でも問題ない。
一通りできる事やったら疲れてきたので、ちょっと仮眠。
搭乗ゲートに6:30頃集合となっていたので、行ってみる。
機材がA380になると、人の数が尋常じゃない。
搭乗時には写真右下のエリアも人で埋め尽くされていました。
辛うじて席をゲットして待っていると、搭乗機のA380が登場。
ちなみにバンコクは今日も雨です。
やっぱりデカい。
貴重な出発準備の風景を堪能できると思ったら、いい感じで邪魔されます(笑)
時間になったので搭乗します。
別の機材が映り込んで分かりにくいですが、今回の搭乗機はA380なので、1Fがエコノミー、2Fがファーストクラスとビジネスクラスとなります。左のボーディングブリッジが1Fのエコノミークラス行き。右のボーディングブリッジが2Fのビジネスクラス行きとなります。
A380で1-2-1配列なので、かなり余裕があります。
カタール航空に搭乗したら絶対に飲んでおきたいシグネチャドリンク(レモンミントジュース)
2022年はカタールでサッカーのワールドカップが開催されるため、かなり気合入っています。
まずは枕。噂では持ちかえり可らしいのですが、自身のカバンの許容量の関係から諦めます。
次にメニュー
アメニティのパジャマ
持ちかえり可なので、真剣に持って帰るか検討した結果、半袖だったのであきらめることに。
最後に機内のセーフティビデオ
ついでにアメニティの紹介。おしゃれな箱の中には・・・
2段になっていて、2段目にはクリーム類が。
1段目には靴下、耳栓、アイマスクなどが入っていました。
マスク、手袋、消毒ジェルなども配布されていました。
マスクはC国製の簡易なもの。JALのマスクは結構こだわっていた印象なので、航空会社ごとの違いなども垣間見ることができて、興味深いです。
カタール航空の機内食は、基本的に食べたいときに好きなものを食べられますが、ザックリどんな感じにしたいかを最初に聞きに来てくれます。
例えば、離陸後に食事をとって寝たいか、睡眠を優先して起きてから食事を取るか、離陸後食事して睡眠とって着陸前にも軽食を取るかとか、、、
ちなみにQR837便は深夜便扱いのため、機内食は軽食と朝食しかないです。
メニュもあっさりしています。こちらは、いわゆる軽食メニュー
んで、こちらが朝食メニュー
今回は、離陸後に朝食を取り、着陸前に軽食を取るスタイルにしました。(フライト遅延により離陸が朝になったので、当然と言えば当然の流れ・・・)
朝食はシリアルにしてみました。ケロッグコーンフレークかフルーツファイバーが選べます。何故かフルーツファイバーにしてしまったのですが、ドライフルーツ入りでおいしかったです。また、クロワッサンがサクサクで美味しかったです。
強いて言うなら、オレンジジュースはタイのフードコートで飲んだ15バーツのオレンジジュースの方が旨かったかも。
メインはバナナブレッドにしてみました。甘さ抑えめでおいしかったです。結構なボリュームありました。
気流の影響か、途中結構揺れましたが、なんだかんだで2時間は熟睡。
着陸の2.5時間前くらいに勝手に目が覚める。
しばらくするとCAさんが軽食を用意してよいか聞いてくる。
離陸前に一通りオーダー取ってくれるのは結構良いですね。
完全に自由だと、ここから何を頼むか決めて、CAを呼び出して、、、ってなるので、何気にこのシステム気に入ってきました。
軽食でオーダーしたのが、Mini Sliders。ミニはミニだけど、満足度高いボリューム。ポテトもカリカリで、マスタードが旨い!
しばらくして、ドーハ到着。
12時間近くラウンジで過ごすのはさすがにきついので、サービスカウンターを探してトランジットホテルの交渉でもしようかと思っていたが、飛行機を降りたら空港スタッフが待っていてくれ、自動的にトランジットホテルに案内された。全く持って有難い話です。
【Playback of flight QR837 on 12 SEP 2022】