カプコン、ランサム被害を公表 - 個人情報最大36.4万件を窃取された可能性
カプコンは、11月2日に不正アクセスを受け、障害が発生したとする問題で、ランサムウェアの感染により、同社グループで保有する個人情報が流出したことを明らかにした。
同社は11月4日にシステム障害として事態を公表。同月5日には海外のセキュリティ専門家からランサムウェアを用いた情報窃取の可能性があり、攻撃グループ「Ragnar Locker」の関与など指摘する声も出ていたが、同社は「調査中」として具体的な状況を明らかにしていなかった。
今回の発表で同社は、11月2日にランサムウェアによりデータが暗号化され、同グループを名乗る犯人から身代金を要求する脅迫を受けたことを認めるとともに、大阪府警に被害を相談し、対応を進めていたことを明らかにした。
同社では、11月12日に従業員の個人情報4件や元従業員の個人情報5件などの流出を確認。氏名や住所、サイン、パスポート、人事情報などのほか、販売レポートや財務情報なども流出が判明した。