イギリスの格安航空会社であるeasyJetは5月20日、同社にサイバー攻撃があり個人情報の流出が判明したと発表した。
同社ではサイバー攻撃を認識後に、フォレンジックの専門家に調査を依頼、関係当局に通知を行った。
フォレンジック調査の結果、約900万人の顧客の氏名とメールアドレス、旅程(出発地の空港と目的地、出発日等)への第三者からのアクセスに加え、2,208人分のクレジットカード情報へのアクセスが判明した。なお、同社がアクセスを受けた情報に顧客の財務情報やパスポート情報は含まれない。
同社によると、サイバー攻撃は非常に巧妙で、攻撃範囲を特定し影響を受けた顧客の特定に時間がかかったとのこと。
同社では対象の約900万人の顧客に対し5月26日までに連絡を行う予定で、Covid-19の発生以来、フィッシングメールのリスクが高まっていることから注意を呼びかけている。
同社では既に、サイバー攻撃を遮断し、システムのセキュリティの強化を行っている。