国内でも人気の外資系マイレージであるブリティッシュエアウェイズ(BA)のAvios(BAではマイルのことをAviosと言います)ですが、外資系らしく必要マイル数が突如増えました。まあ、いわゆる改悪ですね。
BAのAviosを利用したJAL国内線必要マイル数が変更
本当に突如変更になりました。事前告知も事後告知もなく。それが外資系という感じですね。ブリティッシュエアウェイズのAvios(マイル)は、同じワンワールドの所属するJALの特典航空券を発券することも可能で、非常に人気です。
- JAL国内線の必要マイル数が非常に少ない
- キャンセル料が数百円で済む
- バイマイルも可能なので簡単にAviosが手に入る
- マリオットポイントからの移行で30%増量キャンペーンがあったりする
などなど非常に魅力となる点が多かったのですが、突如としてJAL国内線特典航空券の必要Avios数がアップ、つまり改悪となりました。
距離 | 区間例 | 旧必要Avios | 新必要Avios |
---|---|---|---|
650マイルまで | 東京=大阪、東京=札幌など | 6,000 | 7,500 |
651マイル~1,150マイル | 東京=那覇、大阪=那覇、大阪=札幌など | 9,000 | 10,000 |
1,151マイル~ | 東京=宮古など | 11,000 | 11,000 |
と変更になりました。距離が1,151マイル以上の区間(国際線の大半や、国内線でも東京=宮古など)は変更がありませんが、Aviosで人気の短距離区間が改悪になっています。
Aviosは2019年にも必要Avios数をアップしたばかりで、それまでは東京=大阪は4,500Aviosだったのが、6,000Aviosになり、そして7,500Aviosに・・・。この流れだと2年後には9,000Aviosくらいになってしまいそうですね。
外資系のマイレージというのは、JALマイルやANAマイルにように事前に告知もなく、もしくはあるとしても時間的に猶予が非常に短いというようなシビアなマイレージも非常に多いです。つまり、外資系マイレージを利用する上では、
- マイルを貯めこまない
- 改悪も覚悟しておく
というのが、JALマイル・ANAマイル以上に重要になります(JALマイル・ANAマイルでも重要な点です)。マイルに限らず、ポイントというのは企業側が自由に価値を決めることができるものなので、突然価値が半分になってしまうということは多々ありますからね。その分、穴的なお得な制度もあり、そちらをうまく活用しながら、でも改悪には備えてマイル・ポイントは可能な限り使っていくというのが基本になると思います。貯め込みすぎないでくださいね!!
JALマイルとAviosの必要マイル数を比較
今回の改悪で、JAL国内線特典航空券を発券する際には、AviosとJALマイルのどちらが有利なのか比較しておきましょう。これまでは、Aviosの方が有利なことも多かったのですが・・・
区間 | Avios | JALマイル |
---|---|---|
羽田=伊丹 | 7,500 | 6,000 |
羽田=札幌 | 7,500 | 7,500 |
羽田=福岡 | 7,500 | 7,500 |
伊丹=函館 | 7,500 | 7,500 |
羽田=那覇 | 10,000 | 7,500 |
伊丹=那覇 | 10,000 | 7,500 |
伊丹=札幌 | 10,000 | 7,500 |
羽田=宮古 | 11,000 | 10,000 |
となっており、もうAviosの方が必要マイル数が少なくて済むという区間はなくなってしまいました・・・。これは非常に残念です。
やはり、総合的にマイルの貯めやすさ、必要マイル数の少なさ、改悪時の事前告知などなどを含めてもJALマイルとANAマイルは相当利用しやすいマイレージだなと思います。基本はJALマイルかANAマイルをメインにしながら、穴的な場所があれば外資系マイレージも利用するというスタンスがいいのかなと再実感ですね。