愛知県医療療育総合センター中央病院において、入院患者に関する個人情報の入ったUSBメモリを紛失したことが判明しました。
現時点で、紛失した個人情報の患者家族への謝罪は1名を除いて終えており、また、本事案による悪用等の被害は確認されておりません。
患者、御家族の皆様を始め、関係者の方々に御迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げるとともに、今後、個人情報の適切な管理及び取扱いの徹底を行い、再発防止を図ってまいります。
1 紛失した個人情報
愛知県医療療育総合センター中央病院(こばと棟※)の入院患者に関する以下の情報
- 患者氏名及び生年月日 33 名分
- 患者の支援に必要な情報を記載したシート(患者の氏名も記載) 15 名分
- 院内での様子を記録した写真 38 名分
※重度の知的障害と肢体不自由が重複している方が入院する病棟
2 紛失の経緯等
4月2日(火)午前8時頃
- 職員は、患者情報の共有資料や院内での様子を御家族に知らせるお便り等を作成し、印刷しようとしたところ、パソコンに接続されているプリンタが故障しており、公用のUSBメモリの管理者(上司)が病棟に不在であったため、私物のUSBメモリに当該個人情報を保存し、他のパソコンで印刷した。
- 印刷を終え、同USBメモリをユニフォームのポケットに入れた。
4月6日(土)午後1時頃
- 職員が同USBメモリの紛失に気付いた。
- 病棟内の他、職員は自家用車で通勤しており、4月2日以降、寄り道等はしていないため、自宅、自家用車等、心当たりを探したが発見できなかった。
4月7日(日)
- 病棟の他の職員に紛失の件を報告し、同USBメモリを見ていないか確認したが、誰も見ていないとのことだった。
4月8日(月)~9日(火)
- 病棟の全職員で探したが発見できなかった。
- 4月9日(火)、看護部長及び師長へ報告した
4月 10 日(水)
- 午後4時頃から、対象者の家族に対して、電話で状況を説明し、謝罪した。
〇 紛失したUSBメモリ及び情報にはパスワード等の設定はされていない。
〇 現時点で個人情報の悪用等は確認されていない。
3 当事者への対応
愛知県医療療育総合センター中央病院から、対象者の御家族に対し、状況の説明及び謝罪を行っている。(4月 11 日(木)15:00 現在 38 名中 37 名に謝罪済)
4 今後の対応策等
愛知県医療療育総合センター全職員に対し、以下の対応を実施する。
- 個人情報を扱うことの重要性について改めて周知徹底するとともに、情報管理に対する認識の向上のため、研修会を実施する。
- センターにおいては、公用のUSBメモリ以外に業務情報を保存することは禁止されているため、私物のUSBメモリの使用禁止について改めて周知徹底する。