県立広島工業高等学校に勤務する職員が自宅で使用していた私用パソコン1台から、職員等のメールアドレス4名分及び生徒 532 名分の個人情報が流出した可能性があることが判明した。
1 学校名等
広島工業高等学校(広島市南区出汐二丁目4-75)
校長氏名 神田 浩二(かんだ こうじ)
2 流出した可能性がある個人情報
(1) 職員等の個人情報 4名分の氏名、メールアドレス
(2) 当該職員が過去に勤務した学校で担当した生徒の個人情報 532 名分
3 経緯
- 令和6年2月 24 日(土)、県立広島工業高等学校に勤務する職員が自宅で私用パソコンを使っていたところ、警告音とともにコンピュータウイルスへの感染を示す警告画面と連絡先が表示された。当該職員は不正アクセスであることを疑わず、表示された連絡先へ電話をかけ、相手の指示に従ってパソコンを操作したところ、パソコンの不正な遠隔操作が行われたため、ただちに警察に通報した。
- 当該職員の私用パソコンには、所属校の生徒に係る個人情報は無かったものの、過去に勤務した学校のうち、3校の学校で当該職員が担当した生徒の個人情報が含まれていたため、本事案に係るパソコンの不正な遠隔操作によって当該データが流出した可能性がある。
- 令和6年2月 26 日(月)、当該職員はこのことを所属校の校長に報告し、校長は個人情報流出の可能性があると判断し、県教育委員会にその旨を報告した。
4 今後の対応
- 個人情報が流出した可能性のある生徒が在籍する学校に対し、二次被害を防ぐ対応について周知するとともに、個人情報流出が明らかになった場合には速やかに警察や関係機関と連携し、必要な対応を行う。
- 当該職員の所属校に対して、再発防止のため、今回の事案を踏まえて、個人情報の適切な取扱いについて改善策を検討させるとともに、全ての県立学校に対し、管理職等を対象とした研修会等を通して広島県教育委員会情報セキュリティポリシー及び広島県教育情報ネットワークの規定を踏まえた個人情報の適切な取扱い及び管理方法等について、改めて指導する。